読響「第9代常任指揮者」にシルヴァン・カンブルラン氏

cambreling1-l.jpg 2007年4月より第8代常任指揮者として当団の演奏水準向上に尽力していただいているスタニスラフ・スクロヴァチェフスキ氏の後任として、2010年4月よりフランスを代表する指揮者で、国際的なステージで活躍中のシルヴァン・カンブルラン氏(Sylvain Cambreling)を9代目の常任指揮者として迎えることになりました。
カンブルラン氏の任期は、2010年4月より2013年3月の3年間となります。

 カンブルラン氏は、1948年7月2日、フランス・アミアンの生まれで、現在60歳。スイス・バーゼルに居を構え、ヨーロッパを中心に幅広く活躍中です。

 

 現在、ドイツのバーデンバーデン&フライブルクSWR(南西ドイツ放送)交響楽団の首席指揮者およびクラングフォーラム・ウィーンの首席客演指揮者を務めており、古典から現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、独創的なプログラミングと色彩感あふれる演奏で高い評価を得ております。

 その独創性はオペラの分野で遺憾なく発揮され、1981年から91年までブリュッセルのベルギー王立モネ歌劇場の音楽監督、93年から97年までフランクフルト歌劇場の音楽総監督を歴任し、1991年にはウィーン国立歌劇場で《皇帝ティトの慈悲》の新演出を、2001年のザルツブルク音楽祭ではマルターラー演出による《フィガロの結婚》で、レチタティーヴォの伴奏を伝統的なチェンバロではなく、シンセサイザーに置き換え話題を呼びました。他に、イギリスのグラインドボーン音楽祭での《放蕩者のなりゆき》が、斬新なプロダクションとして特筆されます。

 近年はバルセロナのリセウ歌劇場とモネ歌劇場で《カーチャ・カバノヴァー》、メトロポリタン・オペラで《ドン・ジョヴァンニ》、パリ・シャトレ座で《イェヌーファ》を指揮。オーストリアのブレゲンツ音楽祭ではゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953年生まれ)の《Die schone Wunde(美しき痛手)》を世界初演しました。また、パリ・オペラ座の重要な指揮者の一人として、数多くの作品を指揮しています。2008年11月にも同オペラ座での《フィデリオ》新演出が控えています。

 またシンフォニーの分野でも、これまでにウィーン・フィル、ベルリン・フィルのほか、ハンブルク(NDR)、ケルン(WDR)、コペンハーゲン、ストックホルムの各放送交響楽団、BBC交響楽団、フランス国立パリ管弦楽団、オスロ・フィル等、欧州一流のオーケストラに客演。さらに、クリーヴランド管、ロサンゼルス・フィル、サンフランシスコ響、モントリオール響など、北米およびカナダのメジャー・オーケストラに客演しています。最近ではベルリン・ドイツ響、ミュンヘン・フィル、フィルハーモニア管、ウィーン交響楽団などから招かれております。

 当団とは2006年12月に初共演し、メシアンの《トゥーランガリラ交響曲》、ドビュッシーの《海》、モーツァルトの交響曲第38番《プラハ》等を指揮して好評を博し、その高い評価により今回の就任決定の運びとなりました。

 2010年の就任に先立ち、カンブルラン氏は2009年4月に当団の公演に登場し、ベルリオーズの《幻想交響曲》、ベートーヴェンの交響曲第4番&第5番《運命》などを指揮。そして、2010年5月に常任指揮者就任披露公演としてストラヴィンスキーの《春の祭典》他を東京と大阪で指揮する予定です。

 読響とカンブルラン氏の新時代に、どうぞご期待下さいますようお願い申し上げます。

[2008年9月16日 16:00]

読響チケットセンター

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