News

 新潟県上越市の同県立中央病院で8月7日、読売日本交響楽団メンバーによる《ハートフルコンサート上越》が開かれました。普段は外来受付として使われている広いスペースを会場として利用し、入院患者ら約150人が弦楽四重奏の美しい調べに聴き入りました。

 このコンサートは、がん患者の支援事業などに取り組んでいる公益財団法人「正力厚生会」が、2007年度から読響と協力し、全国各地の病院で社会貢献事業として開催しています。 この日はヴァイオリンやヴィオラ、チェロの4人が出演し、モーツァルトやハイドンなどのクラシックのほか、ビートルズの〈イェスタディ〉など、なじみ深い曲も含め全10曲を演奏しました。女性の入院患者(59)は「とても楽しく、いい気晴らしになりました」と喜んでいました。