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上岡インタビュー 010.jpgザールラント州立劇場の音楽総監督を務める上岡敏之氏が、無事に“来日”しました。1998年から読響に度々客演し、数々の名演を築いており、今回の演奏にも期待が高まります。
 
上岡氏は今回の共演について、「読響は初共演から10年以上の付き合いになり、私にとっても最も付き合いの長いオーケストラです。しかも、協奏曲を弾かせてもらったり、オペラで共演したりと、母国にこのような付き合いのオーケストラがあるのは嬉しいです。もちろん今回の客演もとても楽しみです。」と意気込みを語っていただきました。
 
R.シュトラウス・プログラムについては、「それぞれ性格の異なる作品ですので、4つの違う物語が作れれば良いですね。それは実際、とても難しいのですが、オーケストラと一緒に作っていければと思います。『四つの最後の歌』で共演するベーンケさんは、私が初めて『サロメ』を振った時にタイトルロールを歌っており、長い付き合いになります。彼女は、シュトラウス特有の言葉と音楽の結びつきを最高にうまく表現でき、シュトラウスでは私の理想の歌手です。彼女ほどテキストの大切さを伝えられる人はいないのではないでしょうか。」と聴きどころをお話いただきました。
 
既に3公演中の2公演のチケットが完売となっており、16日公演を残すのみとなっております。是非とも、お聴き逃しなく。なお16日公演のチケットは、13日(金)18時まで読響チケットセンターでご予約いただけます。
 
読響チケットセンター:03-3562-1550(平日10時~18時)

第9回オペラシティ名曲シリーズ

2012年1月16日〈月〉 東京オペラシティコンサートホール

指揮:上岡敏之
ソプラノ:アンナ=カタリーナ・ベーンケ
《R.シュトラウス 管弦楽選集》
R.シュトラウス/交響詩〈死と変容〉作品24
R.シュトラウス/四つの最後の歌 
R.シュトラウス/交響詩〈ドン・ファン〉作品20
R.シュトラウス/交響詩〈ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら〉作品28