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ゲーデ&日下ツーショット写真A.jpg2013年4月1日よりウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の元コンサートマスターのダニエル・ゲーデ氏(46歳)と、名門ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の第1コンサートマスターとして活躍する日下紗矢子氏(33歳)をコンサートマスターに迎えることになりました。
 
2012年に創立50周年を迎えた読響の新たな歴史の始まりとして、2人のコンサートマスターを招き、いままで以上に充実した演奏をお届けしてまいります。どうぞご期待ください。
 
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ダニエル・ゲーデ氏は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の元コンサートマスター(1994-2001)として、ソリストや室内楽奏者として、国際的に活躍し、また、ニュルンベルク音楽大学の教授(2000-)として後進の指導にあたっています。

0689.jpg1966年、ドイツ・ハンブルク生まれ。89年、ベルリン芸術アカデミーより「ヨーゼフ・ヨアヒム賞」を授与。
ソリストとして、ウィーン・フィル、フィルハーモニア管 等と、アバド、ティルソン・トーマス、ムーティらの指揮で共演。日本でも活発に活動を展開しており、最近では軽井沢での「夏の弦楽アンサンブルアカデミー・YEK」音楽祭等、多くのコンサートに出演。
 
 「日本へは、これまでに40回以上、およそ年に3回のペースで訪れており、日本の方々はとても温かく、大好きな国です。就任について、いまとても興奮しており、期待しています。オーケストラでの演奏活動が好きなので、日本のオーケストラで演奏できることを、とても楽しみにしています。良い演奏をするためには、日々の積み重ねが必要なので、メンバーと対話を重ね、より良い演奏ができるようにと思っています。読響のお客様にお会いし、お話しできることも楽しみです」(ゲーデ氏)。
 
コンサートマスター就任に先立ち、読響には2013年3月16日、18日、19日にゲスト・コンサートマスターとして出演予定。就任後の初登場は、8月を予定しています。
 
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日下紗矢子氏は、クルト・ザンデルリンクらが歴代指揮者を務めた名門ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の第1コンサートマスター(2008-)として国際的に活躍。
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兵庫県出身。東京芸大を首席で卒業。米・南メソディスト大学大学院卒業。フライブルク音大に留学。日本音楽コンクール第1位、パガニーニ国際コンクール第2位など受賞多数。09年に設立されたベルリン・コンツェルトハウス室内管のリーダーも務めており、オーケストラ、室内楽、ソロと活発な活動を展開。なお、2013年4月からは、ベルリン・コンツェルトハウス管の第1コンサートマスターと、読響のコンサートマスターの兼務となります。
 
就任にあたって、「日本のオーケストラでコンサートマスターとして演奏できることを、とても光栄に思いますし、楽しみにしております。お客様に少しでも良い音楽を届けられるように、メンバーと一緒に協力しあって、良い演奏会をたくさんつくっていきたいです。ベルリンと東京と2つのオーケストラでコンサートマスターを務めることになりますが、どちらの活動も私にとって大変重要なことですので、しっかりと勉強を続けながら、大切にしていきたいと思っています」と語っています。
 
コンサートマスター就任に先立ち、読響には11月19日(月)に開催される大阪定期演奏会に、ソリストとして出演、シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」を披露します。また、2013年1月8日、9日にはゲスト・コンサートマスターとして出演予定。就任後の初登場は、7月を予定しています。
 
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【コンサートマスターの新体制について】
今回新たに就任する2人は、今年3月に退任したソロ・コンサートマスターの藤原浜雄氏と2013年5月末に退任予定の同デヴィッド・ノーラン氏の後任となります。2013年6月以降のコンサートマスターは、小森谷巧氏を含めた3人体制となります。鈴木理恵子氏は、引き続き客員コンサートマスターを務めます。