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18日と20日は、下野竜也が約6年間にわたって務めた正指揮者としての最後の演奏会です。この公演に向け、14日からブルックナーの交響曲第5番の密度の濃い練習が行われております。
 
 本日3日目の練習を終えた下野氏は、「このオーケストラの大切なレパートリーを、たっぷりと時間を使って細かくリハーサルができていて、満足しています。本番に向けて、オーケストラの皆さんの気持ちも盛り上がって来ているのを感じます。43歳の今の時点での自分のブルックナーを、しっかりと表現できるはずです」と自信に満ちた表情をみせました。
 
simono1302 005.jpg今回演奏するブルックナーの交響曲第5番について、「この作品は、対位法など理論的にも素晴らしく、ブルックナーはまさに人を超越した“巨人”だと感じることができる曲です。また、モーツァルトの『レクイエム』やベートーヴェンの『第九』への憧れなども聴くことができ、ブルックナーの神聖なイメージだけでなく、彼の人のよさや人間臭いところも感じられる作品」と特徴を語ります。
 
正指揮者としての最終公演への意気込みを伺うと、少し考えてから、「普段通りに、気負わず、いつものように読響と演奏するだけです」と優しく笑って答えた下野氏。
 
18日と20日のブルックナーの演奏に、下野氏の内に秘めた熱い思いを感じてください。
18日サントリーホール公演の当日券は、18時からS席A席合計約100枚、販売します。また、学生整理券も18時から配布します。皆様のご来場、お待ちしております。