スクロヴァチェフスキ氏がベルリン・フィル定期に登場

桂冠名誉指揮者スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ氏が、5月26日、27日、28日のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会(会場:フィルハーモニー)に出演しました。26日公演を聴いたジャーナリスト・中村真人さんのレポートをお届けします。(写真 (c) Berlin Phil Media / Digital Concert Hall)
 
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スクロヴァチェフスキがベルリン・フィル定期演奏会に登場!
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スタニスラス・スクロヴァチェフスキが、5月26日〜28日のベルリン・フィルの定期演奏会に登場した。スクロヴァチェフスキがベルリン・フィルを振るのは、1986年にショスタコーヴィチの交響曲第1番他を指揮して以来、実に25年ぶりだそうだ。今回のプログラムは、バリトンのマティアス・ゲルネをソロに迎えたハルトマンの〈歌の情景〉と、来年3月に読響とも共演するブルックナーの交響曲第3番というもの。
 
結果的にこの公演は、「最後にスタンディングオベーションを伴う圧倒的な成功」(ベルリナー・ツァイトゥング紙)といえるものだった。マティアス・ネーター記者による同紙の批評では、「(聴衆の賞賛は)スクロヴァチェフスキの精神的な存在と肉体的な調子のよさだけでなく、ブルックナーの長大な交響曲と無名かつ難解なドイツの戦後のモダン作品(ハルトマン)の指揮における、彼の驚くべき慧眼にとりわけ向けられたのだった」と客演指揮者としては異例の成功を讃えている。
 
実際、ブルックナーの最後の和音が鳴り終えると、激しいブラボーの嵐が飛び交っただけでなく、カラヤン時代からの古参コンサートマスター、ダニエル・シュタブラヴァら楽団員も舞台上で指揮者を称えた。ここ10年、ヴァント、ハイティンク、ティーレマンらとブルックナーを繰り返し共演してきたベルリン・フィルのメンバーさえ、情熱的でありながら、細部まで美しく歌い込まれ、何よりブルックナー演奏の本質をとらえたスクロヴァチェフスキの解釈に脱帽する他なかったのだろう。
 
中村真人(在ベルリン、ジャーナリスト)
 
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※スクロヴァチェフスキ氏は、2012年3月に読響に登場します。お楽しみに。なお、下期会員券は7月5日(火)より発売し、1回券は7月27日(水)の発売開始を予定しております。
 
※5月28日のベルリン・フィル定期演奏会はデジタル・コンサートホール http://www.digitalconcerthall.com/ja/ で生中継されたほか、6月3日以降はアーカイブとしてご覧いただけます(有料)。

 

[2011年5月29日 18:52]

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