2014年10月1日付で、長原幸太(ながはら こうた)氏がコンサートマスターに就任いたします。10月からは、日下紗矢子、ダニエル・ゲーデ、小森谷巧との4人体制で、皆様により充実した演奏をお届けしてまいります。
就任にあたって長原氏は、「20代から共演するなど思い入れのあるオーケストラで、責任あるコンサートマスターを務めることを、大変光栄に思っております。お客様に満足いただけるよう、オーケストラの皆様と共により良い演奏を目指し、日々精進して参ります」と語っています。
■プロフィール
長原幸太 Kota Nagahara
1981年、広島県呉市生まれ。東京芸術大学附属音楽高等学校を卒業後、同大学に進学。ジュリアード音楽院にも留学。1992年、93年、連続して全日本学生音楽コンクール全国第1位。1994年、第6回ヴィニエアフスキー国際コンクール17歳以下の部第3位。1998年、第67回日本音楽コンクール最年少優勝。レウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞を受賞。これまでに村上直子、小栗まち絵、故・工藤千博、澤和樹、ロバート・マンの各氏に師事。
12歳で東京交響楽団と共演したのを皮切りに、日本各地の主要オーケストラ、小澤征爾、岩城宏之、秋山和慶、ゲルハルト・ボッセ等の名指揮者と共演。ソリスト以外にも、室内楽奏者、各オーケストラのゲストコンサートマスターとして活躍し、アルゲリッチ国際音楽祭、宮崎国際音楽祭等、各地の音楽祭にも積極的に出演。演奏を通じてのボランティア活動にも力を入れている。
海外での活動も活発に行っており、2003年と2005年に、英国の湖水地方で開催されている「夏の音楽祭」に、2005年には英国の「ライディール音楽祭」に招かれ、いずれも高い評価を得た。
2004年9月、大阪フィルハーモニー交響楽団首席客演コンサートマスターに就任、2006年4月から2012年3月まで首席コンサートマスターを務めた。2014年10月、読売日本交響楽団のコンサートマスターに就任する。
■今後の出演予定
5月10日、12日、17日、6月30日にゲスト・コンサートマスターとして出演予定。
就任後の初登場は、10月8日のスクロヴァチェフスキ指揮の東京芸術劇場公演。