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11月9日から11日の3日間、アリベルト・ライマン作曲のオペラ「メデア」が日生劇場にて日本初演されます。日生劇場開場50周年記念、二期会創立60周年記念、読響創立50周年記念として開催されるもので、読響・正指揮者の下野竜也の指揮、新鋭演出家の飯塚励生の演出で、国内を代表する歌手達が出演します。
 
 「メデア」は、2010年にウィーン国立歌劇場でmedea 011.jpg初演され、その後もフランクフルト歌劇場で上演されるなど、ヨーロッパで話題の旬なオペラで、注目の舞台となります。また、読響は先月末に常任指揮者カンブルラン指揮の《同時代プログラム》で、ツェンダー作品と細川俊夫作品で好評を得たばかり。奇しくも常任指揮者と正指揮者の指揮で続けて現代作品を演奏することになります。
 
10月末よりオーケストラ・リハーサルを始めており、順調に稽古が進んでおります。10月31日には、作曲家のライマン氏が川崎市の読響練習所を訪れました。「イメージ通りの音が出て、大変嬉しく思っています。テンポも私が考えている通りです。順調に仕上がっており、今から本番が非常に楽しみです」と満足げな様子で笑顔を見せてくれました。
 
下野氏は、「ライマン氏の立ち合いのもとに練習し、とても緊張しましたが、私たちの音作りやオーケストラのことを大変気に入って下さったようで、良かったです」と安心した表情を浮かべながらも、「ライマン・ワールドの音の広がりとパワーを劇場の中で繰り広げられるように、素晴らしい歌手の皆様とともに、『メデア』の世界を作っていきたいです」と抱負を力強く語りました。
 
皆様のご来場をお待ちしております。詳しくは、日生劇場HPをご覧ください。