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shimono-shot.jpg  好評を博している「下野シート」の第4弾を、2008年10月20日(月)の第475回定期演奏会(サントリーホール)にて実施いたします。

 この企画は、読響・正指揮者である下野竜也さん、「音楽を学んで行く過程において、生の良い音楽に接する事が一番の勉強になった・・・」という自らの経験から、「是非多くの学生にチャンスを・・・・・」という趣旨により企画されました。

 今回の演奏会は、「下野プロデュース・ヒンデミット・プログラム2」として、20世紀のドイツを代表する作曲家として有名なヒンデミットの作品を取り上げます。彼はユダヤ人ではないものの、その芸術活動がナチス政府からの圧力を受け、そのため大戦の前後約10年をアメリカで過ごします。今回はその時に作曲された作品2曲を演奏します。

 「シンフォニア・セレーナ」は1947年に作曲され、全体的に快活な作風となっています。第3曲:Colloquy(会話)では、ヴァイオリンとヴィオラのバンダ・ソロも登場し、ステージ上のオーケストラとのかけ合いも聞きどころです。その前に作曲された「レクイエム」は、詩人ウォルト・ホイットマンがリンカーン大統領の死を追悼した詩「前庭に最後のライラックが咲く時」をテキスト(英語)として、1945年4月に死去したフランクリン・ルーズベルト大統領と、大戦での犠牲者への追悼の意をこめ1946年5月に初演。二人の声楽ソリストおよび混声合唱団を配した大作となっています。

 対象は、作曲や指揮、オーケストラを学んでいる大学・大学院生をはじめ、これから音楽を目指そうと考えている高校生。また今回取り上げる作品の特徴から声楽を専攻する学生など、下野さんが自ら指揮する同演奏会へご招待いたします。今回も会場練習が見学でき、あわせて練習終了後、下野さんとの質疑応答の時間も設けたいと考えています。

読売日本交響楽団

 下野シート無料招待 第4弾 募集要項

公演日時: 2008年10月20日(月)

開演: 午後7時(会場練習=午後4時~午後5時30分 予定)

集合時間: 午後3時30分(予定) 

場所: サントリーホール

曲目: 

ヒンデミット シンフォニア・セレーナ
ヒンデミット 愛する人々へのレクイエム 
(Ms 重松みか Br 三原剛  新国立劇場合唱団)

ご希望者の方は、官製はがきに住所、氏名、電話番号、学校名(専攻科)、
学年を明記して、10月6日(月)まで(当日消印有効)にお申し込み下さい。

宛先
〒104-0031  東京都中央区京橋2丁目9番2号 第一ぬ利彦ビル7階
読響事務局「下野シート」係

応募者多数の場合は抽選で、ご招待者に招待状をお送りします。(個人情報は招待状発送にのみ使わせていただきます)

お問い合わせは 電話番号 03-3562-1540、 読響・制作課