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10月~11月に開催す10-11月発売.pngる《定期演奏会》《名曲》《土曜マチネー》《日曜マチネー》《横浜マチネー》各シリーズの全7公演のチケット(1回券)を、7月21日(月・祝)10時から一般発売します(現在、読響会員優先発売中)。

10月は常任指揮者ヴァイグレが、2プログラム3公演を指揮。チャイコフスキーの「悲愴」やショスタコーヴィチの交響曲第15番などを振り、力強いサウンドを引き出し、作品の神髄に迫ります。ロンドン・フィル首席指揮者の俊英ガードナーは、ブラームスの交響曲第1番などを振り、その実力を発揮するでしょう。

11月には、先日ベルリン・フィルにデビューし成功を収めた山田和樹が登場。豪華日本人キャストと團伊玖磨「夕鶴」(演奏会形式)を披露します。また、初登場のフィンランドの鬼才リントゥは、シベリウスの交響曲第7番を振り、透明感あふれる響きを引き出し、聴き手を魅了するでしょう。

ソリストには世界的ピアニストのアンデルシェフスキをはじめ、欧州で注目を浴びる“ピアノの詩人”コレスニコフ、 国際コンクールに次々と優勝しているチェロの新星・北村陽、世界屈指のハープ奏者メストレらが登場します。

チケットのお申し込みは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時・年中無休)へお電話いただくか、読響チケットWEB でもお買い求めいただけます。

なお、各シリーズのお得な下期会員券(10月~/4~5回連続券)も発売中です。

第145回横浜マチネーシリーズ

2025年10月12日〈日〉 横浜みなとみらいホール

指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ハープ=グザヴィエ・ドゥ・メストレ

モソロフ:交響的エピソード「鉄工場」
モソロフ:ハープ協奏曲
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」

第686回名曲シリーズ

2025年10月14日〈火〉 サントリーホール

指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ハープ=グザヴィエ・ドゥ・メストレ

モソロフ:交響的エピソード「鉄工場」 作品19
モソロフ:ハープ協奏曲
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」

第652回定期演奏会

2025年10月21日〈火〉 サントリーホール

指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
チェロ=北村陽

グリンカ:幻想曲「カマリンスカヤ」
ハチャトゥリアン:チェロと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディ
ショスタコーヴィチ:交響曲第15番 イ長調 作品141

第281回土曜マチネーシリーズ

2025年10月25日〈土〉 東京芸術劇場

指揮=エドワード・ガードナー
ピアノ=パヴェル・コレスニコフ

ディーリアス:歌劇「村のロミオとジュリエット」から“楽園への道”
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68

第281回日曜マチネーシリーズ

2025年10月26日〈日〉 東京芸術劇場

指揮=エドワード・ガードナー
ピアノ=パヴェル・コレスニコフ

ディーリアス:歌劇「村のロミオとジュリエット」から“楽園への道”
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68

第146回横浜マチネーシリーズ

2025年11月23日〈日・祝〉 横浜みなとみらいホール

指揮=山田和樹
つう=種谷典子
与ひょう=小堀勇介
運ず=大西宇宙
惣ど=三戸大久
児童合唱=赤い靴ジュニアコーラス

團伊玖磨:歌劇「夕鶴」(演奏会形式)

第653回定期演奏会

2025年11月27日〈木〉 サントリーホール

指揮=ハンヌ・リントゥ
ピアノ=ピョートル・アンデルシェフスキ

シベリウス:交響的幻想曲「ポホヨラの娘」作品49
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 ホ長調
サーリアホ:冬の空
シベリウス:交響曲第7番 ハ長調 作品105

IMG_5818 - コピー.jpeg明日7月13日(日)14時から横浜みなとみらいホールで「第143回横浜マチネーシリーズ」を開催します。

桂冠指揮者カンブルランが、ムソルグスキー(ラヴェル編)の「展覧会の絵」、バーンスタインの「キャンディード」序曲などバラエティに富んだ4曲を指揮し、鮮やかなサウンドを築きます。名匠の冴えたタクトと読響による白熱の演奏にご期待ください。

前半には、フランスのピアノの名手ラ・サールが登場します。ジャズの要素が詰まったガーシュインの協奏曲を抜群のリズム感で弾きこなすでしょう。

チケットは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時)及び 読響チケットWEB で発売中です。

当日券は、13時から販売します。学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)の整理券も13時から配布します。皆様のご来場をお待ちしております。

第143回横浜マチネーシリーズ

2025年7月13日〈日〉 横浜みなとみらいホール

指揮=シルヴァン・カンブルラン
ピアノ=リーズ・ドゥ・ラ・サール

バーンスタイン:「キャンディード」序曲
ガーシュイン:ピアノ協奏曲 ヘ調
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」

profile_北村朋幹_03_(C)TAKA MAYUMI - コピー.jpg10月15日(水)にTOPPANホールで開催する《第47回読響アンサンブル・シリーズ/北村朋幹プロデュース》のチケット(1回券)を、7月12日(土)から一般発売します(現在、読響会員優先発売中)。

北村朋幹(指揮・ピアノ)がプロデュースする《読響アンサンブル・シリーズ》。今回は5人の邦人作曲家、1930年代生まれの武満と八村、50年代生まれの西村と細川、そして77年生まれの藤倉の作品を取り上げます。北村は「こんなにも多彩な作品が日本にあることが、僕にとっては大切なこと。これらが同じ演奏会で聴かれることなんて、世界のどこを探してもないでしょうし、一晩の限られた時間で、ひとつの流れの中で聴くことにより、見える景色、聴こえる世界があるだろうと思い、そこにとても強い興味を覚えます」と意気込みを語っています。

北村と第1コンサートマスターの林悠介ら読響メンバーが繰り広げる白熱のアンサンブルにご期待ください。なお、開演前にはプレ・トークも行います。

チケット(全席指定5,000円)のお申し込みは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時)、または 読響チケットWEB へ。

第47回読響アンサンブル・シリーズ

2025年10月15日〈水〉 TOPPANホール(旧トッパンホール)

 指揮、ピアノ=北村朋幹 
ヴァイオリン=林悠介、石原悠企、伊東真奈、大澤理菜子
ヴィオラ=正田響子、森口恭子 チェロ=唐沢安岐奈、山梨浩子 コントラバス=石川浩之
フルート=佐藤友美 オーボエ=北村貴子 クラリネット=金子平 ファゴット=武井俊樹 
ホルン=日橋辰朗、上里友二 トランペット=尹千浩 トロンボーン=青木昂 打楽器=西久保友広、野本洋介

八村義夫:星辰譜
藤倉大:シークレット・フォレスト
武満徹:雨の樹 素描
西村朗:沈黙の秋
細川俊夫:ピアノ五重奏のための「オレクシス」
※19時からプレ・トークあり

【発売日】7月12日(土) 一般発売 / 7月7日(月) 会員優先発売 

0707 - コピー.jpg明日7月8日(火)19時からサントリーホールで開催する「第650回定期演奏会」では、桂冠指揮者シルヴァン・カンブルランがツェンダーの「シューマン・ファンタジー」(日本初演)などを指揮します。前半には、ベルリンを拠点に活躍する気鋭ピアニストの北村朋幹が、細川俊夫「月夜の蓮 ―モーツァルトへのオマージュ―」で共演します。

リハーサル中のカンブルランに、今回のプログラムの聴きどころなどを伺いました。

       ◇    ◇    ◇

___今回のプログラムの3曲の選曲について教えてください。

まずメインの曲を考えたとき、ツェンダーの「シューマン・ファンタジー」が頭に浮かびました。私は過去にこの曲を4つの楽団で指揮して手応えを感じたので、日本でも演奏しようと思いました。シューマンのピアノ曲を基にした作品ですが、現代の作曲家による過去の“クラシック音楽”ともいえます。1曲目に選んだのはメンデルスゾーンの序曲ですが、メンデルスゾーンとシューマンの二人の、友人であり音楽家同士としての深い関係性は広く知られているところですし、2曲目の細川さんは、生前のツェンダーの親しい友人の一人でした。今回のプログラムには、作曲家同士のつながりとお互いへの尊敬、愛情を感じ取ることができるでしょう。

___ツェンダー作品の聴きどころは?

原曲のシューマンのピアノ曲を知っている方もいらっしゃると思います。ツェンダーはシューマンのこの曲に対峙し、インスピレーションを得て知的に解釈し、大編成の管弦楽作品にしました。ツェンダー自身による「間奏曲」なども加えており、シューマンの音楽ではないのにどこかシューマンを感じさせる・・・そんな“シューマンの幻影”のような音楽です。全く新しい部分もあり、「なんだこれは!?」と驚くかもしれません(笑)。特筆すべきなのは、ツェンダーの素晴らしいオーケストレーションです。独特な色彩感を持っており、どの部分も本当にその楽器でないといけないようにできています。打楽器も多く出てきます。シューマンの音楽に新しい息を吹き込み、現代のコスチュームを着させたような作品です。


また、舞台ではないところ(客席や舞台裏)での演奏(バンダ)も特徴的です。バンダは19世紀後半のオペラでよく使われた手法で、もしシューマンが後の時代に生きていたら、この手法を気に入り、きっと取り入れていたことでしょう。ツェンダーは、バンダを用いることでシューマンの音楽と自分が加えた音楽を差別化しているように思います。舞台上ではシューマンの音楽、そしてバンダではシューマンを遠くから眺め、どこかで神秘的に表しています。

___細川作品の特徴はどんな部分ですか?

細川さんの作品は、欧州で数多く演奏しています。読響とは2012年に「ヒロシマ・声なき声」を演奏しました。その時もツェンダーの新作と組み合わせて演奏しました。「月夜の蓮」はピアノと管弦楽のための作品ですが、いわゆる「ピアノ協奏曲」の形式ではなく、ひとつの大きな流れを持つ作品です。モーツァルトの生誕250周年を記念して書かれ、最後の方には、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番の第2楽章の一部が現れます。細川さんの作品は繊細で詩的でとても聴きやすく、独特の官能性も持ち合わせています。個人的にもとても好きな曲です。

___最後にお客様にメッセージを

皆さんには演奏会にお越しいただき、私と私の大切な友人である読響に会いに来ていただけると嬉しく思います。そしてモーツァルト、メンデルスゾーン、シューマン、ツェンダー、細川という5人の作曲家に会ってほしいです。この演奏会は、人と人との結びつきが大きなテーマになっています。会場でお待ちしています。

 

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当日券は、18時から販売します。学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)の整理券も開演1時間前から配布します。皆様のご来場をお待ちしております。

第650回定期演奏会

2025年7月 8日〈火〉 サントリーホール

指揮=シルヴァン・カンブルラン
ピアノ=北村朋幹

メンデルスゾーン:付随音楽「真夏の夜の夢」序曲
細川俊夫:月夜の蓮 ―モーツァルトへのオマージュ―
ツェンダー:シューマン・ファンタジー(日本初演)

7月16日(水)TOPPANホールで開催する《第48回読響アンサンブル・シリーズ/鈴木優人プロデュース》では、マーラー(シェーンベルク=リーン編曲)の「大地の歌」の各楽章間に、ウェーベルンの弦楽四重奏曲「5つの楽章」を挟む形で演奏します。なお、本公演には途中休憩がございません。あらかじめご了承ください。
https://yomikyo.or.jp/concert/2025/01/46-1.php#concert

Cendrillon_A4_h1.jpg11月15日(土)と16日(日)、日生劇場でのNISSAY OPERA 2025「サンドリヨン」(主催・企画・制作=公益財団法人 ニッセイ文化振興財団[日生劇場])に読響が出演します。

「サンドリヨン」は、シャルル・ペロー原作の「シンデレラ」を基に、フランスの作曲家ジュール・マスネが華やかなサウンドで描いた“夢と魔法”のファンタジー・オペラです。

指揮は、バルセロナのリセウ大歌劇場でヴァイグレのアシスタントも務め、オペラ作品で評価の高い柴田真郁。演出・振付を務めるのは広崎うらん。

オーディションで選出された日本を代表する歌手達と、合唱のC.ヴィレッジシンガーズ、ダンサーらによる充実したパフォーマンスにご期待ください。

チケット料金は、S席12,000円、A席10,000円、B席8,000円、学生3,000円。
6月27日(金)11時から一般発売します。現在、日生劇場[チケットWeb会員]の先行販売中。

キャストなどの詳細は、下記の日生劇場HPをご覧ください。
https://opera.nissaytheatre.or.jp/info/cendrillon2025/