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消費税の税率引き上げに伴うお知らせ

1.チケット料金改定のお知らせ

当団は、2019年10月1日に実施される消費税率10%への引き上げに伴い、10月1日以降の購入分からチケット料金を改定いたします。

改訂後の料金はこちら


2.「読響チケットセンター」及び「読響チケットWEB」システムメンテナンスのお知らせ

消費税率変更に伴うシステムメンテナンスのため、一時的にサービスを変更いたします。

■読響チケットセンター(電話)での受付
〈予約有効期限について〉
2019年9月23日(月・祝)~9月30日(月)の間に電話で予約し、店頭引取を指定された場合、チケットの「引取予約有効期限」は9月30日(月)22:00までとなります。予約有効期日を過ぎた場合、予約は無効となりますのでご注意くださいますようお願いいたします。
※クレジットカード決済の場合は即日決済となりますので影響はございません。

■読響チケットWEBサービス
〈以下の日程で一時的にサービスを停止いたします〉
停止期間:
(1)2019年9月26日(木)23:00~9月27日(金)2:00
(2)2019年9月30日(月)22:00~10月1日(火)9:00
(セブン-イレブンでの決済済みチケットの発券は可能です。)

〈予約有効期限について〉
2019年9月18日(水)~9月26日(木)23:00の間に予約し、店頭引取を指定された場合、予約有効期限が予約日+3日間になります。
9月27日(金)2:00~9月30日(月)22:00は、クレジットカード・ちょコム決済での受付のみ可能です(セブン-イレブン決済/ファミリーマート決済/イーコンテクスト決済/ぴあ店舗決済はご選択いただけません)。

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

お問い合わせ:読響チケットセンター
0570-00-4390(10:00~18:00・年中無休)

9月21日公演は、完売しました

9月21日(土)「第220回土曜マチネーシリーズ」のチケットは、好評につき完売しました。

同プログラムの20日(金)「第625回名曲シリーズ」も完売。9月22日(日)「第220回日曜マチネーシリーズ」のチケットは残り僅かです。お申し込みは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時) もしくは 読響チケットWEB まで。どうぞ、お買い逃しなく。

9月20日公演は、完売しました

9月20日(金)「第625回名曲シリーズ」のチケットは、好評につき完売しました。

なお、同プログラムの9月21日(土)「第220回土曜マチネーシリーズ」も完売。9月22日(日)「第220回日曜マチネーシリーズ」のチケットは残り僅かです。お申し込みは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時) もしくは 読響チケットWEB まで。どうぞ、お買い逃しなく。

明日14日は、ヴァイグレがメンデルスゾーン「イタリア」などを披露

IMG_7378.JPG明日9月14日(土)の《第114回みなとみらいホリデー名曲シリーズ》では、常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレが、モーツァルトの「魔笛」序曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、メンデルスゾーン「イタリア」の3つの名曲を披露します。

ヴァイグレは、メンデルスゾーンについて「モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、ブラームスらと並び、ドイツ音楽の中でも重要な作曲家」と位置付けています。彼の交響曲「イタリア」については、「イタリアに旅をした作曲家の楽しい気分が表れており、自然を感じさせ、軽快で舞踊性にあふれ、心が開かれているような作品」と魅力を語っています。

前半は、ベルリン在住の新鋭ヴァイオリニストの小林壱成が独奏を務めます。ヴァイグレも「彼はレガートを駆使して、無限のフレーズを作り出すことができる稀有な才能」と小林を高く評価しています。二人の息の合った演奏にご期待ください。

当日券(余裕あり)は、13時から販売します。学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)の整理券も13時から配布します。皆様のご来場、お待ちしております。

第114回みなとみらいホリデー名曲シリーズ

2019年9月14日〈土〉 横浜みなとみらいホール

指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ヴァイオリン=小林壱成

モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調 作品90「イタリア」

当日券あり。明日10日、ヴァイグレがロットの交響曲を指揮!

IMG_7276.JPG明日9月10日(火)の《第591回定期演奏会》では、常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレがハンス・ロットの交響曲などを披露します。

これまで欧州各地の10の楽団でロットを演奏してきたヴァイグレ。ロットの交響曲について「ロットは新しい交響曲のスタイルを作った。マーラーがその先を作ったが、ロットがいなければマーラーの交響曲は生まれなかった。聴けば絶対に気に入ってもらえる確信がある」と自信たっぷりに意欲を語っています。25歳の若さでなくなった悲運の天才作曲家の魅力を、存分にお楽しみください。

【ヴァイグレが語るハンス・ロットの交響曲の魅力】
https://yomikyo.or.jp/news/#news-topics-12208

前半は、ヴァイグレが絶賛し、共にCD録音を行ったドイツの名手アルバン・ゲルハルトをソリストに迎え、珍しいプフィッツナーの協奏曲を取り上げます。プフィッツナーのロマンティックで劇的なメロディをご堪能ください。

チケットは、読響チケットセンター0570-00-4390 及び 読響チケットWEB で好評発売中です。

当日券(余裕あり)は、18時から会場入口の受付にて販売します。学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)も18時から配布します。皆様のご来場、お待ちしております。

第591回定期演奏会

2019年9月10日〈火〉 サントリーホール

指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
チェロ=アルバン・ゲルハルト

プフィッツナー:チェロ協奏曲 イ短調(遺作)
ハンス・ロット:交響曲 ホ長調

【寄稿】ハンス・ロットの時代(音楽評論家・長木誠司さん)

9月10日(火)《第591回定期演奏会》写真1:ハンス・ロット.jpgでは、常任指揮者ヴァイグレがハンス・ロット(写真)の交響曲を披露します。作曲家ロットについて理解を深めていただくため、9月号のプログラム誌「月刊オーケストラ」では、音楽評論家の長木誠司さんに特集記事「ハンス・ロットの時代」をご寄稿いただきました。以下に公開します。どうぞ、ご覧ください。

     ◇     ◇     ◇

■ロット再評価の原点、ブルックナー

作曲家ハンス・ロット(1858〜84)は、レオン・ボットスタインがシンシナティ交響楽団を振ってホ長調の交響曲を世界初録音しリリースした1989年まではほぼ無名に近かった。それまでロットの名を目にするもっとも高い可能性は、マーラー(1860〜1911)の妻であったアルマ・マーラーの回想録のなかで、夫グスタフがウィーン音楽院時代の2歳年長の学友について、その才能を惜しむことばを漏らす段にあった(マーラーはロットのホ長調交響曲と、やはりホ長調の〈オーケストラ組曲〉を楽譜でよく知る機会を得ていた)。しかしながら、マーラーが評価したロットの作品をちゃんと聴く機会は長らくなかった。出版された楽譜がなかったことが大きな原因である。

もちろんロットの名はけっして完全に忘れられていたわけではなく、関係者の努力によって細々と記憶に残されていたのであるが、そこにようやく陽が当たり始めたのは1975年、ブルックナー(1824〜96)の校訂者として有名なレオポルト・ノヴァーク(1904〜91)がオーストリア国立図書館に遺されているロットの作品と未完成スケッチの冒頭楽句付きカタログを作成したときであった。これはリンツのブルックナー協会の設立者であるフランツ・グラースベルガー(1915〜81)の還暦記念論文集のなかに収録されているが、ブルックナーのオルガン演奏の弟子であったロット自身から続くブルックナー絡みの「ロット・ルネッサンス」には因縁深いものがある。

同じくブルックナーの校訂者として知られるローベルト・ハース(1886〜1960)の下で学んだ23歳のグラースベルガーが、オーストリア国立図書館の音楽資料の司書になったのが1938年。カタログを作成したノヴァークが師事した音楽学者グィード・アードラー(1855〜1941、やはりブルックナーの音楽理論の弟子)がユダヤ人であるがゆえにウィーン大学を追われたのも同じ1938年だ。この年はナチによるオーストリア併合の年でもある。そしてナチ党員であったハースが第三帝国崩壊後の1945年に失脚したあとに、ブルックナーの校訂を任されたのがノヴァークだった。オーストリアというとても狭い社会や人脈のなかで物事が進んでいるのがよく分かる。ロットの教師世代で生前に彼の才能を認めていたのはブルックナーひとりであったが、彼がいなければ、あるいはブルックナー自身の評価の歴史がなければ、ロット再評価の流れはできなかったか、もっと悠長な流れになったはずである。その意味で、ブルックナーは死後もロットの評価に貢献したといえるだろう。

■ワグネリアンだったユダヤ人、アードラーとの交流

しかしながら、こうした狭い社会が開かれる契機というものもなかったわけではない。その意味では、このなかの最年長者であるアードラーがキーパーソンだろう。このひとは近代的な音楽学の創始者として知られ、「歴史的音楽学」と「体系的音楽学」という歴史と理論の区別を基礎付けながら、西洋音楽研究とともに現在の民族音楽研究の祖に当たる「比較音楽学」という分野の礎を確定したひとでもある。実は、ウィーン音楽院でアードラーはロットやマーラーのほんの少し上の世代として行動を共にしていた。なんの行動かというと、ワーグナー受容である。19世紀後半のドイツ音楽史上でいちばんの大家といえばワーグナー(1813〜83)であろう。もちろんブラームスもブルックナーもいるわけだが、音楽を超えて文学・演劇・美術等々、さまざまな分野に「ワグネリズム」の潮流を用意したワーグナー以上に文化に大きな影響力を持った作曲家はいない。

ワーグナー作品がブルックナーやアードラー、ロット、マーラーらの住む(ことになる)ウィーンに知られ始めたのは1870年代。それ以前、60年代までのワーグナー上演はほんの一握りだが、70年代の上演数は格段に増える。当然それはワーグナー人気の高まりを意味している。1873年にはウィーン・アカデミー・ワーグナー協会が発足し、ワーグナー作品の普及と喧伝に努めるようになったが、その設立の中心にいたのが指揮者のフェリックス・モットルと並んでアードラーであった。ここにブルックナーをはじめロットやマーラーも所属して、バイロイト詣でを行っている。

■多元化を許容する道

当時のウィーンの音楽界は、こうしたワーグナー熱の高まりとともに、守旧派ともいえるブラームス派と、新しいいわば外様的なワーグナーを支持するワーグナー派に分断されて、それはカフェ文化の普及とともに、新聞の文化欄(フユトン)を巻きこんで大きな対立構造ができあがった。しかし、この両派はブラームス派に属する批評家のエドゥアルト・ハンスリック(〈ニュルンベルクのマイスタージンガー〉のベックメッサーのモデルとしてワーグナーに茶化される)がワーグナーに辛辣な評を書いていたために、たしかに強く対立はしていたが、実際の音楽の現場はそう単純なものではなかった。ことにアードラーやロット、マーラーの世代、すなわちワーグナー受容の第一世代は、ワーグナーに熱狂はするものの、だからといってそれが「保守的」で「アカデミック」なブラームスを拒絶する要因にはならなかったのである。彼らは両方を見つめながら自分たちの音楽のスタイルを決め、また研究対象を広げていった。歴史に対するこうした相対的といえるような視点は、彼らの次の世代にはもっとはっきりとした形をとった。

アードラーの弟子であった作曲家アントン・ウェーベルン(1883〜1945)は、師のアーノルト・シェーンベルク(1874〜1951)とともにマーラーに力づけられた世代であるが、アードラーのもとでルネッサンス音楽の研究をしながら、もっとも先鋭的な十二音技法で無調の作品を書いた。ウェーベルン自身はこってりしたロマン派が好みであったし、ワグネリアンであったシェーンベルクのブラームス好きはつとに有名だ。シェーンベルクに始まる新ウィーン楽派は、同世代の反ユダヤ主義者の作曲家ハンス・プフィッツナー(1869〜1949)と鋭く対立したが、マーラーはこのプフィッツナーに対しても寛容で、ウィーン宮廷オペラでの彼の作品上演を推進している。いずれも、音楽の様式を一元化して捉えない、新たな世界観の下での音楽活動が垣間見られる。

■ブラームスから否定されたロット

ハンスリックやブラームスの世代は、当時のウィーンのアカデミックな音楽を代表していたが、それは単に創作上でそうだっただけではなく、アカデミックなキャリアを評価する立場にいたということでもある。すなわちロットやマーラーの世代の若書きの作品を評価し、音楽院を卒業させ、場合によっては賞を与え、奨学金の受給者を決め、キャリアへの道筋をつけてやるのも彼らの役割であった。ワーグナーに熱狂するロットやマーラーたちの世代は、ブラームス世代の教師たちから評価されることが、まずキャリアの出発点となる。それゆえ、現実的な意味でもこのブラームスの音楽を無視することなどとうていできなかった。

たしかにロットは「ワーグナーは天才だ、ハンスリックは悪党だ」ということばも残しているが、逆にいえば、それゆえにブラームスやハンスリック世代からの否定的な評価はショックでもあり、同時に独自の創作への意欲をかきたてる刺激にもなった。1870年代、ハンスリックとブラームスはともにウィーン音楽院の卒業試験審査員であり、またブラームスはベートーヴェンの生誕100年を記念して設立された奨学金である「ベートーヴェン賞」(設立は1876年)の選定者でもあった。この賞にマーラーとロットは2回ずつ落ちている。ロットの2回目の対象作品はホ長調の交響曲と弦楽四重奏曲、そして〈田園前奏曲〉が入っていた。ことにブラームスの評価は厳しかった。マーラーと異なり、歌劇場指揮者という職能を持たないロットの生活は音楽院修了後、とたんに窮地に陥った。けっして本意ではない、場末ともいえるミュールハウゼンでの合唱指揮の職にロットが応じたのは、こうした事情からであった。

■世紀末の病

マーラーや、彼と同年生まれのフーゴ・ヴォルフを含め、世紀末の作曲家には精神を病んだひとが散見される。ハプスブルク王朝の末期、時代や社会自体が病んでいたといってもよい。1880年10月夕刻にミュールハウゼンに向かう列車のなかで、タバコに火を付けようとした乗客を見た瞬間、ロットの精神は切れた。彼は持っていた回転式拳銃をその乗客に向けて叫んだ。「ブラームスが仕掛けた爆弾でこの列車はいっぱいだ!」。これは正気を失った彼が送りこまれたウィーンの精神科病院での担当医の日誌によるものだ。

世紀が変わる直前の1897年、ユダヤ人マーラーはウィーン宮廷歌劇場の芸術監督に就任、翌年にはウィーン・フィルも率いるようになった。98年、ユダヤ人のワグネリアンだったアードラーは、同じユダヤ人のハンスリックのあとを受けてウィーン音楽院の教授職に就いた。

9月に登場する常任指揮者ヴァイグレのインタビューが読売新聞に掲載

9月10日(火)《第591回定期演奏会》の指揮台に上がる常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレのインタビューが、読売新聞(8月29日/夕刊)に掲載されました。同公演で指揮するハンス・ロットの交響曲への想いなど語っています。どうぞ、ご覧ください(読売新聞の許可を得て、画像を掲載します)。201908読売新聞インタビュー.jpg


ヴァイグレが語るハンス・ロットの交響曲の魅力

常任指揮者セバスティアン・ヴァイグIMG_5510.JPGレが、「この曲を広めるのに使命を感じている」と語るハンス・ロットの交響曲を、いよいよ9月10日に演奏します。プログラム誌『月刊オーケストラ』(7月号)に掲載されたヴァイグレのインタビューを、一部抜粋して転載します(聞き手:事務局)。

__9月10日の《定期演奏会》で、ハンス・ロットの交響曲を取り上げます。この作品との出会いを教えていただけますか?
 今から20年ほど前、バイエルン放送局のマネージャーから、この曲の自筆譜の複写版を見せてもらったのです。当時はこの曲は知られていなくて、そのマネージャーは興味を持ってくれる指揮者を探していました。私はすぐに興味を持ち、楽譜を見ました。ブルックナーのようであり、マーラーのようでもある印象を受けたのです。はっきりとした構成が見える箇所と、そうでない不思議な箇所があり、とても面白いと感じました。この曲を世界的に広めることには意義があると思い、ミュンヘン放送管と演奏会で取り上げるだけでなく、CDも録音したいと申し出て、演奏会と録音、さらに楽譜を出版するプロジェクトになりました。作曲家の自筆譜から楽譜を作るためにチェックを繰り返し、400箇所以上の直しを行うなど、校訂に携わりました。録音は高い評価をいただき、私はこれまで10以上の楽団でこの曲を演奏しています。

__ロットの交響曲の特徴はどんなところでしょうか?
 まずは、ブルックナーの特徴が表れています。ブルックナーのオルガンの弟子だったロットは、オルガン的な色彩感のある豊潤な響きのオーケストレーションを施しました。第2楽章など、まさにそうした特徴が顕著です。そのため、ブルックナーから非常に高く評価されていました。
 しかし、この曲は約100年もの間、消えてしまっていました。それは、マーラーがロットの楽譜を長く所有していたからではないかと言われています。ロットのこの交響曲ができたとき、マーラーはまだ1曲も交響曲を書いていませんでした。マーラーはロットのこの楽譜から多大な影響を受けて、交響曲を作曲したのではないかと思います。マーラーの交響曲は、後に有名になりましたが、そのインスピレーションの源泉であったロットの交響曲は、まだ広く知られていません。ロットが20歳でこのような曲を書くには、本当に信じがたい才能とエネルギーが必要だったと思います。彼はこの曲に、自分を育ててくれた作曲家、ベートーヴェンやワーグナー、ブルックナー、ブラームスらへの尊敬の念を込めているように思います。残念ながら、ブラームスや評論家エドゥアルト・ハンスリックには認められなかったのですが……。

__ロットは、精神障害を起こし、25歳の若さで亡くなってしまいます。
 彼のスコアからは、やはり尋常ではないものを感じます。急なアッチェレランドやリタルダンドが指示されている部分などは独特です。フレーズのつなぎ合わせ方なども、強引に感じるような部分がありますし、彼の思考が走馬灯のようにクルクルと駆け巡っているようにも感じます。また、トライアングルやティンパニの使い方もユニークで特徴的です。トライアングルは、彼が尊敬していたブラームスの交響曲第4番の第3楽章と似ていますが、ロットの方が先に作曲しています。ロットが表したかったのは、天上的な明るさや輝きで、天使が踊っているようなイメージではないでしょうか。トライアングルの音は聞こえているのですが、実在しているのかどうか分からないような。

__昨年の記者会見では、「ロットの音楽を広める使命を感じている」と意欲を語っていましたね?

 はい、使命を感じています。日本では、マーラーとブルックナーは大変人気が高いと聞きました。でも、この二人の偉大な作曲家の間には、ロットという才能あふれる作曲家がいたことを、少しでも多くの人に好奇心を持っていただけたらと思います。彼のユニークな才能、マーラーに与えた影響などを、彼の音楽から感じ取っていただければ嬉しいです。前半に取り上げるプフィッツナーのチェロ協奏曲も、残念ながら有名ではありません(笑)。ロマンティックで歌にあふれていて、すごく美しい作品です。一緒に録音したアルバン・ゲルハルトさんと日本でも共演できることは嬉しい限りです。

第591回定期演奏会

2019年9月10日〈火〉 サントリーホール

指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
チェロ=アルバン・ゲルハルト

プフィッツナー:チェロ協奏曲 イ短調(遺作)
ハンス・ロット:交響曲 ホ長調

本日21日深夜の日テレで山田和樹指揮のカリンニコフなどを放映!

_DSC8819.jpg8月21日(水)深夜2時34分(22日の午前2時34分)から3時34分までの日本テレビ「読響シンフォニックライブ」では、6月13日のサントリーホールでの〈第589回定期演奏会〉から、首席客演指揮者・山田和樹が振ったカリンニコフの交響曲第1番とソプラノのアルビナ・シャギムラトヴァをソリストに迎えたグリエールのコロラトゥーラ・ソプラノのための協奏曲の模様が放映されます。

終演後には、会場のお客様から大きな拍手を受けたほか、「カリンニコフ『交響曲第1番』は、清新な作品にふさわしい抒情性に満ちた爽やかな名演」「山田と読響は共演を重ねるたびに充実度を増している」(長谷川京介・音楽評論家/「音楽の友」8月号)と評されました。

なお、BS日テレでも8月31日(土)午前7時から放送される予定です。

日本テレビ「読響シンフォニックライブ」ホームページ:http://www.ntv.co.jp/yomikyo/