読売日本交響楽団では、2010年3月末をもって第8代常任指揮者を退任するスタニスラフ・スクロヴァチェフスキ氏に「桂冠名誉指揮者」(英語名:Honorary Conductor Laureate)の称号を贈ることにしました。ご本人にその旨を伝え、快諾を得ました。
スクロヴァチェフスキ氏は1978年の当楽団との初共演以来、数回にわたる客演を経て、2007年から3年間にわたり常任指揮者を務めました。この間、特にブルックナーやブラームス、シューマンの交響曲を中心とした演奏やレコーディングに対しては聴衆、マスコミの皆様から高い評価をいただきました。当楽団にとってもスクロヴァチェフスキ氏との交流は、大きな飛躍への原動力になったと確信しています。「桂冠名誉指揮者」の称号は、こうした功績をたたえるものです。
今後ともスクロヴァチェフスキ氏と読売日本交響楽団に一層のご声援を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。
2009年9月30日
財団法人 読売日本交響楽団