常任指揮者のシルヴァン・カンブルラン=写真=が、地域、時代など彩り豊かな組み合わせの三つのプログラムで、多様なレパートリーの一端を披歴する。
東京芸術劇場マチネーシリーズ(3日)では、得意とするベルリオーズの序曲「ローマの謝肉祭」を手始めにオネゲル、ラフマニノフ、ムソルグスキーの仏露両国4作曲家を取り上げる。
名曲シリーズ(8日サントリーホール)、東京芸術劇場名曲シリーズ(9日)は、マーラー「大地の歌」に、古典派のハイドン、20世紀前半に活躍したヴァレーズと変化に富んでいる。
「3つの『ペレアスとメリザンド』」シリーズの第2弾はフォーレ。定期演奏会(14日サントリーホール)のオール・フランス・プログラムで演奏される。
第124回東京芸術劇場マチネーシリーズ
2010年7月 3日〈土〉 東京芸術劇場
指揮:シルヴァン・カンブルラン
ピアノ:ニコライ・デミジェンコ
ベルリオーズ/序曲〈ローマの謝肉祭〉
オネゲル/夏の牧歌
ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲
ムソルグスキー(ラヴェル編曲)/組曲〈展覧会の絵〉
第528回名曲シリーズ
2010年7月 8日〈木〉 サントリーホール
指揮:シルヴァン・カンブルラン
アルト:エカテリーナ・グバノヴァ
テノール:ミヒャエル・ケーニッヒ
ハイドン/オラトリオ〈天地創造〉から序奏
ヴァレーズ/砂漠
《マーラー・イヤー・プログラム》
マーラー/交響曲〈大地の歌〉
第174回東京芸術劇場名曲シリーズ
2010年7月 9日〈金〉 東京芸術劇場
指揮:シルヴァン・カンブルラン
アルト:エカテリーナ・グバノヴァ
テノール:ミヒャエル・ケーニッヒ
ハイドン/オラトリオ〈天地創造〉から序奏
ヴァレーズ/砂漠
《マーラー・イヤー・プログラム》
マーラー/交響曲〈大地の歌〉
第495回定期演奏会
2010年7月14日〈水〉 サントリーホール
指揮:シルヴァン・カンブルラン
ピアノ:児玉桃
《3つの〈ペレアスとメリザンド〉》
フォーレ/付随音楽〈ペレアスとメリザンド〉
ドビュッシー/ピアノと管弦楽のための幻想曲
メシアン/鳥たちの目覚め
デュティユー/5つの変遷(Cinq metaboles)