5月14日、15日、16日にソリストとして登場するアラベラ・美歩・シュタインバッハーさんが、来日しました。 また、日本の音楽ファンの皆様へ、メッセージを寄せていただきました。
読響と初共演となる今回、ドヴォルザークの協奏曲を演奏します。この作品は、シュタインバッハーさんの得意とする曲のひとつで、ベルリン放送交響楽団との演奏がCDに収められているほか、2009年「ドヴォルザークのプラハ」音楽祭のロンドン交響楽団との共演でも絶賛を博しております。読響とのドヴォルザークに、是非ご期待ください。
このような困難な状況の中、皆様の前で演奏することは、私にとって非常に大きな意味を持っています。そして私自身、日本人の母を持ち、心からのサポートをしたいと願っています。微力ではありますが、今回の出演料の一部を、地震の津波の被害に遭われた皆様に、義援金として寄付させていただきます。
音楽は、私たちが悲劇を乗り越える助けとなり、希望を湧き起こしてくれるものだと信じています。
心を込めて
アラベラ・美歩・シュタインバッハー
第2回オペラシティ名曲シリーズ
2011年5月14日〈土〉 東京オペラシティコンサートホール
指揮:ペトル・ヴロンスキー
ヴァイオリン:アラベラ・美歩・シュタインバッハー
《オール・ドヴォルザーク・プログラム》
ドヴォルザーク/序曲〈謝肉祭〉 作品92
ドヴォルザーク/ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53
ドヴォルザーク/交響曲 第8番 ト長調 作品88