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ヴァンスカリハ.jpgフィンランドの名匠オスモ・ヴァンスカさんが来日し、14日から始まる演奏会のリハーサルが順調に進んでいます。来日したヴァンスカさんからのメッセージは、こちら(マエストロからのメッセージ)をご覧ください。
 
2009年12月の共演以来、2年2ヶ月ぶりとなる今回は、まずは得意とするシベリウスやグリーグなど北欧プログラムを指揮します。メインのシベリウスの交響曲第2番は、2002年の初共演の最初のプログラムで取り上げた、思い出深い作品です。なお、今回もオーケストラは対向配置で演奏します。
 
初日のリハーサルでは、木管楽器には微妙なニュアンスを要求するなど、入念な音づくりが続きました。初日のリハーサルを終えてヴァンスカさんは「順調にリハーサルが進んでいます。このプログラムでは、アホのクラリネット協奏曲という難曲もありますが、オーケストラは熱心に取り組んでくれています。とてもエネルギーと集中力を必要とするプログラムなので、本番まで気を抜かずに頑張ります」と意気込みをお話しいただきました。 
 
首席フルート奏者の一戸さんは、「シベリウスでは、天気が次々と変わるように音楽の表情も激しく変化して、ヴァンスカさんの音楽は情熱的な部分と美しい部分の対比が面白い」と楽しまれている様子。首席クラリネット奏者の藤井さんは「デリケートな部分と粗暴な強さを持つシベリウスで、前回の共演の時よりも更に深い表現ができそう」と期待を寄せていました。首席コントラバス奏者の西澤さんは、「ヴァンスカさんは、新鮮なコンセプトでシベリウスに新しい光を当てた人。こんなにアグレッシブなシベリウスは、滅多にないですよ」と自信のほどを語ってくださいました。
 
14日、15日、21日公演のチケットは絶賛発売中です。15日公演は、残券僅少(A席約40枚のみ)となっていますので、お買い逃がしなく。なお、25日公演のチケットは、好評につき完売しました。
 
お申し込み・お問い合わせ:読響チケットセンター 03-3562-1550(平日10時~18時)
 
皆様のご来場、お待ちしております。