昨年10月の下野竜也/読響の公演が、2011年度「第24回ミュージック・ペンクラブ音楽賞」クラシック部門のコンサート・パフォーマンス(日本人アーティスト)に選ばれました。
「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」は、約200名の会員を擁するミュージック・ペンクラブ・ジャパンが発表している年間の音楽賞。会は、音楽関係の言論・執筆活動に関わっている音楽&オーディオ評論家、ミュージック・ライター、音楽学者、作曲家、文芸評論家など、「クラシック」「ポピュラー」「オーディオ」の三分野のもと継続的な執筆活動の実績を認められた執筆者で構成されています。
2011年10月22日と23日の東京と横浜で行われたこの公演では、ジョン・アダムスの「ドクター・アトミック・シンフォニー」と團伊玖磨の交響曲第6番「広島」を演奏しました。正指揮者・下野竜也の指揮で、「広島」ではソリストに能管・篠笛の一噌幸弘さん、ソプラノの天羽明惠さんを迎えて行われました。
今回の受賞は、この果敢なプログラム構成と一方で非政治的な演奏による聴衆への真摯な問いかけが評価されました。
第24回ミュージック・ペンクラブ音楽賞:http://www.musicpenclub.com/prize24.html