ジブリ映画をはじめとする数々の映画音楽の作曲で知られる久石譲さんが、5月30日の「読響シンフォニックライブ公開録画」で、指揮者として読響と初共演を果たします。
久石さんは、ジャンルにとらわれない独自のスタイルでソロ・ピアノから室内楽など幅広い活動を展開しております。2009年から本格的に指揮活動を開始し、「久石譲クラシック・シリーズ」などで高い評価を得ており、読響との初共演にも期待が高まります。
今回の共演では、ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲、久石さんの自作/「シンフォニア~弦楽オーケストラのための~」、ショスタコーヴィチ/交響曲第5番というプログラムを披露します。
初日のリハーサルを終えた久石さん。「見事なアンサンブルのオーケストラなので、最初から安心して自分の目指す音楽作りだけに集中できます。そして私の指揮に応えていただいているので、本番に向けて気持ちが途切れないようにやっていきたい」と感想を述べました。今回のプログラムについて尋ねると、「ドビュッシーの独特の音色や、私の作品でのミニマル的なリズム、そしてショスタコーヴィチでの暗く重く大きな世界観など、演奏者には大きな表現の幅が要求されますが、お客様にはバラエティに富んだ音楽をお楽しみいただけるよう頑張ります」と抱負を語られました。
この演奏会を企画した日本テレビ・プロデューサーの斎藤政憲さんは、「久石さんの希望で、この曲目に決まりました。読響の魅力も、視聴者の皆様や会場のお客様に伝わると思います。3つの作品は性格が異なるのですが、ところどころ似たような響きやリズムを見つけられるのも面白いです。初共演を心から楽しみにしています」と期待をお話しいただきました。
日本テレビ「読響シンフォニックライブ」HP: http://www.ntv.co.jp/yomikyo/