
演奏会後、下野氏は、音響の変化について「以前より、響きがまろやかになって、いろいろな表情のサウンドが作りやすくなったと思います。例えば、カンブルラン先生のフランス物などに、とても良い響きでしょうね。僕自身は、来年2月のブルックナーが非常に楽しみになりました」と手ごたえをお話いただきました。

読響と東京芸術劇場は事業提携を結んでおり、10月から東京芸術劇場に戻り、シリーズ演奏会を行います。リニューアルした東京芸術劇場での読響のサウンドを、どうぞお楽しみに。
皆様のご来場、お待ちしております。[写真撮影:星ひかる]
第198回東京芸術劇場名曲シリーズ
2012年10月20日〈土〉 東京芸術劇場
指揮=シルヴァン・カンブルラン
合唱=新国立劇場合唱団
ラヴェル:バレエ音楽「マ・メール・ロワ」(全曲)
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)