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この公演は、《二期会創立60周年記念公演》として、バルセロナ・リセウ大劇場とチューリッヒ歌劇場との共同制作として上演されるもので、ヨーロッパ・オペラ界の最前線で活躍する演出家クラウス・グート氏による注目のプロダクションです。
読響は、8月より指揮者の飯守泰次郎氏とオーケストラ・リハーサルを重ねてきました。次期新国立劇場オペラ部門芸術監督に就任予定の飯守氏が、得意とするワーグナーを指揮するこの公演は、大きな期待を集めています。
指揮者の飯守氏は「パルジファル」について、「人類の過去、現在、未来に普遍的・根源的に迫る問題を扱ったもの。彼の音楽・作品は非常に説得力が強いと言われている」と魅力を語っています(詳しくは、東京二期会HPでの動画メッセージをご覧ください)。
なお今回が、読響にとって3回目の「パルジファル」の演奏となります。1回目は、1967年7月に二期会「パルジファル」(日本初演)に若杉弘氏の指揮でピットに入っており、2回目は2002年10月にゲルト・アルブレヒト氏の指揮で演奏しています。
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日本を代表する歌手達と読響によるワーグナーの舞台を、どうぞご堪能ください。
東京二期会「パルジファル」HP:http://www.nikikai.net/lineup/parsifal2012/
指揮者・飯守泰次郎氏HP:http://www.taijiroiimori.com/