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ハンス・ツェンダー.jpg10月27日の定期演奏会で、読響創立50周年記念委嘱作品「般若心經」の世界初演に立ち会うため、ドイツを代表する作曲家ハンス・ツェンダー氏が来日することになりました。

ツェンダー氏は、この作品の構想中に東日本大震災が起きたことから、そこで知った日本人の精神や行動を称えようと、作曲したと語っています。是非とも、この記念すべき世界初演を、多くの方にお聴き頂きたく思います。

また、24日には、東京大学にて「「現代音楽と歴史──ハンス・ツェンダー、ポストモダン音楽を語る」(主催:日本アルバン・ベルク協会 他)と題した講演会が開催されます。貴重な機会ですので、ご参加ください。

◆講演会概要
「現代音楽と歴史──ハンス・ツェンダー、ポストモダン音楽を語る」
【講演】 ハンス・ツェンダー
【聞き手】 長木誠司  【通訳】 ヘルマン・ゴチェフスキ
【期日】 2012年10月24日(水) 18:30開始【会費】 無料
【会場】 東京大学駒場キャンパス 18号館ホール(井の頭線・「駒場東大前」下車 徒歩3分)
【共同主催】
日本アルバン・ベルク協会
日本学術振興会科学研究費(基盤研究B)「科学の知と文学・芸術の想像力ードイツ語圏世紀転換期の文化についての総合的研究」
アルバン・ベルク協会HP:http://www.albanberg.jp/index3_20121024.html
 
◆ハンス・ツェンダー(プロフィール)
現代ドイツを代表する作曲家・指揮者。1936年ヴィースバーデン生まれ。フランクフルト音大などで学び、作曲をヴォルフガング・フォルトナーに師事。ベルント・アロイス・ツィンマーマンやブーレーズなどの影響を受けた作風で名声を博した。東洋思想や日本文化に傾倒した作品も残している。指揮者としては、80年代にハンブルク国立歌劇場で音楽監督を務めるなどオペラハウスで活躍した他、近年はバーデンバーデン&フライブルクSWR響の指揮者としても活躍してきた。