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前半は、ドイツの重鎮ハンス・ツェンダー氏作曲の新作「般若心經」が世界初演され、後半には国際的に活躍する細川俊夫氏作曲の「ヒロシマ・声なき声」が東京初演されます。
カンブルランは、ウィーンの現代音楽のアンサンブル「クラングフォーラム・ウィーン」の首席客演指揮者を務めるほか、パリの現代音楽アンサンブル「アンサンブル・アンテルコンタンポラン」に度々招かれるなど、長くライフワークとして現代音楽に意欲的に取り組んでおり、世界的にも大変高い評価を得ています。今回、読響で初めて現代作品だけのプログラムが組まれ、多くの音楽ファンや関係者よりご期待の声をいただいております。
カンブルランは、「とても重いプログラムだが、日本のお客様は、2つの作品の繊細な響きに熱心に耳を傾けてくれることを期待しています。読響の創立50周年にふさわしいプログラムだと思います」と語っています。
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なお、リハーサルに立ち合われた細川氏の様子は、音楽ジャーナリストの林田直樹氏のフェイスブックでも紹介されております。http://www.facebook.com/Lindennikki
ツェンダー作品ではバリトンの大久保光哉氏、細川作品では、アルトの藤井美雪氏、朗読の明野響香氏、トーマス・クラーク氏、谷口優人氏、そして広島から「ひろしまオペラルネッサンス合唱団」の皆様との共演でお届けします。
当日券(S席~B席あわせて約100枚)は、17時より販売します。学生整理券も17時より配布いたします。
皆様のご来場、お待ちしております。
第519回定期演奏会
2012年10月27日〈土〉 サントリーホール
指揮=シルヴァン・カンブルラン
バリトン=大久保光哉
アルト=藤井美雪
合唱=ひろしまオペラルネッサンス合唱団(合唱指揮=もりてつや)
ツェンダー:「般若心経」(創立50周年記念 読響委嘱作品/世界初演)
細川 俊夫:「ヒロシマ・声なき声」-独奏者、朗読、合唱、テープ、オーケストラのための