いよいよ年末恒例の「第九」公演に、常任指揮者のシルヴァン・カンブルランが登場します。
カンブルラン氏は、東京芸術劇場のステージでのリハーサルを終え、「楽団員の皆さんは、何十回、何百回とこの作品を演奏しているのですが、皆さんそれを忘れ去り、私がこの作品に求めているものを表現しようと心掛けてくれています。また、自分の明確に求めている透明感や色彩感を、オーケストラはもちろん、ソリストや合唱の方も皆さん受け止めていただいております」と、手ごたえを感じている様子。
「私も50回以上指揮している作品ですが、日本で初めての『第九』なので新たな気持ちで取り組んできました。この作品は、何度演奏しても新しい発見がありますし、日本での6回のすべての演奏会を、とても楽しみにしています」と意気込みを語りました。
また、この一年を振り返り、「この50周年の記念の年に、将来への基礎となるような素晴らしい経験ができたと思っております。特に、今年の様々なプロジェクトを通じて、楽団員と深い信頼感も生まれ、より良い音楽づくりができるようになったと感じております」と述べました。
読響「第九」公演は、19日、23日、24日は完売しています。各公演「完売」後に、読響会員の振替制度で空席ができた場合、当日券として発売いたします。
21日、22日、26日は好評発売中です。皆様のご来場、お待ちしております。