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wolff 07.jpg欧米で活躍するアメリカ人指揮者のヒュー・ウルフ氏が来日し、明日5日(金)と6日(土)のベートーヴェン・プログラムのリハーサルが順調に進んでいます。
 
ヒュー・ウルフ氏が読響と共演するのは、今回が3回目です。2008年1月の初共演では、モーツァルト、ブラームス、ショスタコーヴィチを披露、10年12月にはベートーヴェン「第九」で超快速のテンポでオーケストラをドライヴさせ、聴衆を沸かせました。今回はバラエティに富んだ3つのプログラムを指揮しますが、まずはCD録音でも評価が高いベートーヴェンを指揮します。
 
ウルフ氏は、「ベートーヴェンの交響曲については、フランクフルト放送響との全曲演奏を通じて、響きの作り方やテンポについて、大きく考え方が変わりました。『第九』でも、それを感じていただけたと思います。『田園』はオーケストラで自然を描写しており、これは歴史的にも画期的な成功を収めている傑作です。今回は中期の作品を演奏しますが、3曲とも異なった雰囲気を持った作品なので、面白く聴いていただけると思います」と意気込みを語っています。
 
また、同公演の「皇帝」では、スペイン人のハヴィエル・ペリアネス氏が華麗なソロを披露します。近年は次々と世界の一流オーケストラと共演し高い評価を得ている新星ピアニスト。リハーサルを終えて「指揮者の音楽と非常に良く合っており、オーケストラも力強くて素晴らしい」と手ごたえを感じている様子。どうぞ、ご期待ください。
 
5日(金)公演の当日券は、開演1時間前の17時30分から約100枚を販売します。当日12時までは読響チケットセンターにてご予約いただけます。皆様のご来場、お待ちしております。
なお、6日(土)公演のチケットは完売したため、開演1時間前からキャンセル待ち整理券を配布いたします。