今月5、6日の《ベートーヴェン・プロ》と12、13日の《アメリカ・プロ》の2つの異なる性格のプログラムを指揮し、聴衆を沸かせたアメリカの名匠ヒュー・ウルフ氏が、19日(金)にサントリーホールで3つ目のプログラムを披露します。
今回のプログラムは、ショスタコーヴィチの交響曲第5番をメインに、ジュリアン・ラクリン氏をソリストに迎えてのヴァイオリン協奏曲第2番、そしてムソルグスキー(ショスタコーヴィチ編曲)の「モスクワ河の夜明け」の3曲。
ウルフ氏は、読響に初登場した2008年1月にショスタコーヴィチの交響曲第11番の演奏で、音楽専門誌などで絶賛されており、今回のショスタコーヴィチの5番の演奏にも大きな期待が寄せられています。
ヴァイオリン協奏曲では、今シーズンもヤンソンス指揮のバイエルン放送響と共演するなど世界的ヴァイオリニストのジュリアン・ラクリン氏が読響と初共演します。
リハーサル後のラクリン氏は、「リハーサルまでに楽団員がしっかりと準備をしており、問題なくリハーサルが進んでいます。素晴らしいオーケストラとの初共演を嬉しく思っています」と満足そうな様子。「ショスタコーヴィチの2曲の協奏曲はどちらも得意としており、今年も何度も演奏します。日本のお客様にも、会場で作品の素晴らしさを感じていただきたい」と明日の演奏会への抱負を述べています。
19日公演のチケットは、好評発売中。明日19日の12時まで読響チケットセンターでご予約いただけます。当日券は開演1時間前から発売します。皆様のご来場、お待ちしております。