10月3日(木)の《東京オペラシティ・プレミアムシリーズ》では、オーケストラ演奏の前に、18時30分から舞台上にて約20分の室内楽の演奏が行われます。
今回は、コンサートマスターの日下紗矢子をリーダーに、ソロ・ヴィオラの鈴木康浩、ソロ・チェロの毛利伯郎、首席クラリネットの金子平ら9人が出演し、チャイコフスキー(武満徹編)の「秋の歌」と、ショスタコーヴィチの「弦楽八重奏のための2つの小品」を演奏します。
「秋の歌」は、チャイコフスキーが一年を12曲で綴ったピアノ曲「四季」の10月として書いたもので、今回は武満徹によってクラリネットと弦楽四重奏に編曲された珍しい版を使用します。
連日オーケストラ練習の後、室内楽のリハーサルが続いています。ショスタコーヴィチの練習を終えた日下さんは、「ショスタコーヴィチ独特のドライに感じる部分もありますが、即興性があり、多彩な表現が盛り込まれたメリハリのある曲です。最後も盛り上がって終わるので、お楽しみいただけるはず」と作品の魅力をお話しくださいました。
3日(木)は巨匠スクロヴァチェフスキ指揮によるベルリオーズとショスタコーヴィチとあわせて、読響メンバーの室内楽をご堪能ください。
第3回東京オペラシティ・プレミアムシリーズ
2013年10月 3日〈木〉 東京オペラシティコンサートホール
指揮=スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
【第1部】
日下紗矢子と読響の仲間たち(室内楽)
チャイコフスキー(武満徹:編曲):秋の歌(クラリネットと弦楽四重奏のための)
ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏のための2つの小品
出演:日下紗矢子、小杉芳之、荒川以津美、肥田与幸、鈴木康浩、榎戸崇浩、毛利伯郎、室野良史、金子平
【第2部】
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロミオとジュリエット」作品17から〈序奏〉〈愛の情景〉〈ロミオひとり〉〈キャピュレット家の大饗宴〉
ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 ニ短調 作品47