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_C010074.jpg読売日本交響楽団・桂冠指揮者(第7代常任指揮者)のゲルト・アルブレヒト氏が2月2日、ベルリンで死去されました。78歳でした。
 
1997年12月、読売日本交響楽団と初共演し、マーラーの交響曲第9番などを指揮。翌1998年4月から2007年3月まで常任指揮者を務めました。その間、グルリット「ヴォツェック」、ヘンツェ「午後の曳航」、ツェムリンスキー「夢見るゲルゲ」、ヤナーチェク「運命」、ワーグナー「パルジファル」などオペラ作品を積極的に取り上げ、話題を呼びました。また、若手日本人作曲家への新作委嘱、数多くのレコーディング、海外ツアー、教育プログラムなどに取り組み、大きな功績を残しました。2007年4月からは読響初の桂冠指揮者として共演を続け、2012年6月14日定期演奏会でのブラームスの交響曲第3番と第1番が最後の演奏となりました。
 
ここに、生前の氏の多大なる貢献に対し、心からの感謝と哀悼の意を表します。