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2014年度東燃ゼネラル音楽賞の受賞者が発表され、洋楽部門奨励賞において、下野竜也(読響・首席客演指揮者)の受賞が決定いたしました。
 
_SAW4176.jpgのサムネール画像◆贈賞理由◆
2001年に指揮者の登竜門であるブザンソン国際指揮者コンクールで優勝を果たして以来、下野竜也氏の 躍進が止まらない。2006年には読売日本交響楽団から初の正指揮者に任ぜられ、優れた活動で確固たる地位を築き、首席客演指揮者就任後も、堅実かつ果敢な指揮能力と音楽が求めるものを素直に引き出す抜群の解釈力によって、内外のオーケストラから熱いエールを送られている。ドイツ・ロマン派の音楽を核に、常に作品に真摯に向き合い作曲家の意図を的確に引き出してきた下野氏だが、近年は得意で あった現代音楽はもとより、オペラにも挑戦し多大な成果を収めている。今上り坂にある下野氏の指揮芸術が、さらに大きく開花することを期待して東燃ゼネラル音楽賞奨励賞を贈賞する。
 
なお、9月18日(木)に贈賞式が、さらに、受賞記念公演が10月23日(木)に行われる予定です。詳しくは、こちらをご覧ください。
 
下野竜也は、9月に読響に登場し、9日の定期演奏会で演奏するブルックナーの交響曲第9番をはじめ、カレル・フサの「この地球を神と崇める」、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付」という大変バラエティに富んだ作品をメインに、3つのプログラムを披露します。ますます評価の高まる下野の“今の音楽”にどうぞ、ご期待ください。

第540回定期演奏会

2014年9月 9日〈火〉 サントリーホール

指揮=下野 竜也

ハイドン:交響曲第9番 ハ長調Hob.Ⅰ­9
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調WAB.109

第574回サントリーホール名曲シリーズ

2014年9月16日〈火〉 サントリーホール

指揮=下野 竜也    
ピアノ=小川 典子
合唱=上野学園大学
松村 禎三:ゲッセマネの夜に
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
J.S.バッハ(ストコフスキー編):ゲッセマネのわが主よ BWV487
カレル・フサ:この地球を神と崇める(日本初演)

第169回東京芸術劇場マチネーシリーズ

2014年9月20日〈土〉 東京芸術劇場

指揮=下野 竜也  
オルガン=小林 英之
ティンパニ=岡田 全弘(読響・首席ティンパニ奏者)

J.S.バッハ(ストコフスキー編曲):トッカータとフーガ BWV565
プーランク:オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲 ト短調
サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調作品78「オルガン付き」