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DSCN2850.JPGのサムネール画像常任指揮者シルヴァン・カンブルランが来日し、13日(金)と15日(日)に行われる演奏会へ向けて、リハーサルを行っています。シュトゥットガルト歌劇場での歌劇「イエヌーファ」やリヨン国立管弦楽団の演奏会など忙しいスケジュールを終えて8日に来日したマエストロですが、翌9日からのリハーサルでは、時折笑顔も見せながら精力的に指揮を続けています。
 
今回のプログラムは、前半には武満徹「鳥は星形の庭に降りる」とバルトークのヴィオラ協奏曲(独奏:ニルス・メンケマイヤー)、後半にはアイヴズ「答えのない質問」とドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」の4曲。なお、後半のアイヴズとドヴォルザークは、カンブルランの希望により2曲続けて演奏します。
 
カンブルランは、今回のプログラム全体について、「日本、ハンガリー、アメリカ、チェコと巡るとてもコスモポリタンなもので、オーケストラにも、もちろんお客様にも、誰もが関心をもってくれるもの」と説明。「ドヴォルザークの〈新世界〉は、とても有名ですが、この曲は演奏する度に新しさを感じさせてくれます。この曲の前にアイヴスの短い作品を演奏しますが、作曲された時期はドヴォルザーク〈新世界〉とわずか15年ほどしか違いません。ドヴォルザーク作品も新世界から生まれたというだけでなく、新しい音楽の中にあるんです」と、魅力を語ります。
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「バルトークの協奏曲は、ヴィオラという楽器にとって最も重要な作品のひとつで、素晴らしい才能をもつメンケマイヤーさんと演奏できることを楽しみにしています。そして、個人的にも武満作品を演奏できるのは、とても嬉しいこと」と想いを明かします。
 
「少し遅くなってしまったけど、読響との新しい年を祝うと同時に、皆様が新しい年に幸せでいられることに願いを込めて演奏したい」と抱負を述べました。
 
13日(金)、15日(日)ともにチケットは好評発売中です。チケットは、13日公演は当日の12時まで、15日公演は前日の18時まで、読響チケットセンター0570-00-4390でご予約いただけます。また、開演1時間前から当日券を発売します。学生券(2000円)の整理券も、開演1時間前から配布します。皆様のご来場、お待ちしております。

第545回定期演奏会

2015年2月13日〈金〉 サントリーホール

指揮=シルヴァン・カンブルラン
ヴィオラ=ニルス・メンケマイヤー

武満 徹:鳥は星形の庭に降りる
バルトーク:ヴィオラ協奏曲
アイヴズ:答えのない質問
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調作品95「新世界から」

第174回東京芸術劇場マチネーシリーズ

2015年2月15日〈日〉 東京芸術劇場

指揮=シルヴァン・カンブルラン
ヴィオラ=ニルス・メンケマイヤー

武満 徹:鳥は星形の庭に降りる
バルトーク:ヴィオラ協奏曲
アイブズ:答えのない質問
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調作品95「新世界から」