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0389ADA_6116785.jpg読売日本交響楽団は、2010年から常任指揮者を務めるシルヴァン・カンブルラン氏の任期(1期3年)を2019年3月まで延長することを決定しました。今回の任期は3期目で、2016年4月からスタートします。
 
カンブルラン氏は、2010年の常任指揮者就任から現在まで、意欲的なプログラム構成と充実した演奏で、高い評価を得てきました。今回3月の欧州ツアーでは、メシアンの「トゥーランガリラ交響曲」などを披露。本場の聴衆や批評家・音楽関係者からも絶賛され、12年ぶりの欧州ツアーを成功の導きました。
 
今月6日には、読響と初のオペラ、ワーグナーの大作「トリスタンとイゾルデ」(演奏会形式)を演奏し、終演後は大きな拍手に包まれました。読響はカンブルラン氏と共に、今後も幅広いレパートリーで、さらなる高みを目指します。
 
これからも、カンブルラン氏と読響に一層のご声援を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。
 
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■カンブルラン氏からのメッセージ
 
私が心から愛しているオーケストラと、今後も演奏できることを、大変嬉しく思います。また、とても愛している日本の聴衆の皆様と東京という街で会えることが、大きな喜びであります。欧州ツアーを追え、今回、オペラ演奏も経験し、楽団員との信頼がさらに深まっていると感じます。お互いの音楽への理解が深まり、皆が自発的に音楽づくりを行うことができるようになりました。今後も、古典派からロマン派、近現代作品まで新たなレパートリーに取り組み、また演奏会形式でのオペラ作品も手掛けたいと思います。音楽を通して、聴衆の皆様と共に歩めることを、楽しみにしています。