明日3月10日(木)と12日(土)に、ドイツの巨匠ローター・ツァグロゼクが読響に初登場し、ブラームスとR.シュトラウスの作品を披露します。
ツァグロゼクは、ライプツィヒ歌劇場やシュトゥットガルト歌劇場の音楽総監督、ベルリン・コンツェルトハウス管の首席指揮者などを歴任した巨匠。古典派から近現代作品まで幅広いレパートリーを誇り、デッカ・レーベルの「退廃音楽シリーズ」やベルリン・コンツェルトハウス管とのブルックナーなど録音でも評価が高く、日本でも多くの支持を得ています。今回が10年ぶりの来日です。
リハーサルでは、細部にわたり何度も修正を繰り返しながら、熱いタクトで音楽に多彩な表情を加えて行きました。リハーサルを終えたマエストロに読響の印象を尋ねると、「楽員ひとりひとりが非常に熱心に取り組んでいて素晴らしいです。私の示した音楽的な意図を、素早く、とても柔軟に受け入れてくれます」と満足そうな表情を見せ、「本番が、とても楽しみ」と語っていただきました。
ブラームス「交響曲第1番」と「悲劇的序曲」では、マエストロの渾身のタクトが生み出す、温かな歌と力強いエネルギーに満ちた演奏にご期待ください。また、R.シュトラウス「メタモルフォーゼン」では、コンサートマスターのダニエル・ゲーデを中心とした23人の弦楽器による奥深い表現を、ご堪能ください。
チケットは、絶賛発売中です。当日券は、各日開演1時間前から販売します。学生券(2,000円)整理券も、開演1時間前から配布します。皆様のご来場、お待ちしております。
第590回サントリーホール名曲シリーズ
2016年3月10日〈木〉 サントリーホール
指揮=ローター・ツァグロゼク
ブラームス:悲劇的序曲 作品81
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
第86回みなとみらいホリデー名曲シリーズ
2016年3月12日〈土〉 横浜みなとみらいホール
指揮=ローター・ツァグロゼク
ブラームス:悲劇的序曲 作品81
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68