4月1日付で大槻健(おおつき けん)が首席コントラバス奏者として、入団いたしました。昨年6月から契約団員として出演、9か月のテスト期間を終えました。
入団にあたって「伝統ある素晴らしいオーケストラに入団することができ、大きな責任を感じるとともに、このオーケストラで今後体験するであろう多くの芸術的喜びの瞬間に立ち会えることを大変嬉しく思います。常に音楽と真摯に向き合い、情熱を忘れず、そしてお客様の心に伝わる最高の演奏を目指し、日々精進してまいります」と抱負を述べています。
【プロフィール】1994 年、奈良県出身。東京芸術大学音楽学部を卒業。コントラバスを、林武寛、永島義男、池松宏、吉田秀、西山真二の各氏に師事。クラウス シュトール、トーマス・マーティン、カタリーン・ロタール、ティエリー・バルベらのマスタークラスを受講。2015年、Rubato Strings主催の第2回日本国際コントラバス・コンクール第1位。16年に東京芸術大学モーニング・コンサートでソリストとして藝大フィルハーモニア管と共演。ボッテシーニのコントラバス協奏曲第2番の独奏を弾き、絶賛された。これまでに東京フィル、東響、新日本フィル、札響の客演首席奏者を務めたほか、北九州国際音楽祭に参加。室内楽でも活躍しており、ピアノの迫昭嘉、深沢亮子の各氏らとシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」で共演し、好評を博した。