明日6月19日(火)の《第579回定期演奏会》では、首席客演指揮者コルネリウス・マイスターが〈オール・R.シュトラウス・プログラム〉を披露します。
マイスターは、ウィーン国立歌劇場で「アラベラ」、ドレスデン国立歌劇場で「サロメ」などを振り、R.シュトラウス作品でも高い評価を得ていおり、今回〈R.シュトラウス・プロ〉でその手腕を発揮します。前半の「ドン・キホーテ」では、ドイツを拠点に活動するチェリストの石坂団十郎が、銘器ストラディヴァリの温かな音色で聴衆を魅了します。読響ソロ・ヴィオラの柳瀬省太の繊細なソロにもご注目ください。後半は、まずは作曲家最後のオペラ「カプリッチョ」から前奏曲と月光の音楽をお届けします。前奏曲では、腕利き揃いの弦楽六重奏によるアンサンブルをお楽しみください。最後は、二組の夫婦の愛と試練を描いたオペラ「影のない女」による交響的幻想曲を演奏。R.シュトラウスの最高傑作のオペラとも言われており、数多の糸が絡み合うように緻密に書かれた極上の音楽を、ご堪能ください。
なお、明日の公演の開演前には、16日にご逝去された名誉指揮者のゲンナジー・ロジェストヴェンスキー氏の多大なる貢献と功績に感謝し、哀悼の意を込めてチャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」から「情景/冬の松林」を演奏します。
チケットは絶賛発売中。当日券は、18時から販売します。学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)の整理券も18時から配布します。皆様のご来場、お待ちしております。
第579回定期演奏会
2018年6月19日〈火〉 サントリーホール
指揮=コルネリウス・マイスター
チェロ=石坂 団十郎
ヴィオラ=柳瀬 省太(読響ソロ・ヴィオラ)
R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」 作品35
R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」 から前奏曲と月光の音楽
R.シュトラウス:歌劇「影のない女」 による交響的幻想曲