明日10月16日(火)、20年ぶりに来日したイタリアの鬼才ジョヴァンニ・アントニーニが、初めて読響の指揮台に上がります。
鋭角系古楽アンサンブル“イル・ジャルディーノ・アルモニコ”を率いるアントニーニは、近年ベルリン・フィルやシカゴ響などモダン・オーケストラも数多く指揮しています。自らの楽団の活動に加え、チューリッヒ歌劇場などのオペラハウスにも多く客演し、欧州各地で活発に活動を続けています。読響と初共演となる今回、ベルリン・フィルの客演の際にも演奏したベートーヴェンの交響曲第2番などで、鮮烈な演奏を聴かせてくれるでしょう。
なお、今回コンサートマスターを務める日下紗矢子(特別客演コンサートマスター)は、アントニーニとベルリンで何度か共演しており、アントニーニの音楽の魅力について、「対話を大事にして、音楽が立体的でうねりがあり、楽器間のバランスが素晴らしい。音楽の表現には何万通りもあり、音楽に生命を吹き込むためにはいつもフレキシブルでいること、想像力を働かせることの大切さに気付かされた」と語っています。
前半は、“ヴァイオリンの女王”ヴィクトリア・ムローヴァがベートーヴェンの協奏曲で独奏を務めます。彼女もアントニーニの音楽に惚れ込む一人。“イル・ジャル”とのヴィヴァルディの協奏曲も名録音として知られてますが、アントニーニ&読響とのライヴにもどうぞご期待ください。
チケット好評発売中です。16日(火)12時まで読響チケットセンター 0570-00-4390にてご購入いただけます。当日券は、18時から販売します。学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)の整理券も18時から配布します。皆様のご来場、お待ちしております。
第616回名曲シリーズ
2018年10月16日〈火〉 サントリーホール
指揮=ジョヴァンニ・アントニーニ
ヴァイオリン=ヴィクトリア・ムローヴァ
ハイドン:歌劇「無人島」序曲
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
ベートーヴェン:交響曲 第2番 ニ長調 作品36