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18日は山田和樹がスクリャービン「法悦の詩」などを披露!

今週1月18日(金)の《定期演奏会》は、山田和樹が独自の観点で選んだプログラムを指揮します。

1曲目の諸井三郎の「交響的断章」は、昭和天皇の即位の大礼の前日IMG_5460.JPG1928年11月9日に初演したとされる作品。山田が1978年の蘇演のCDを聴いて感銘を受け、時代の変わり目を迎えている今、約40年ぶりに取り上げます。2曲目は、10月にモナコで世界初演された藤倉大のピアノ協奏曲第3番「インパルス」。ピアノの小菅優が最低音から最高音までを、ほぼ弾きっぱなしという超絶技巧のソロで、オーケストラと音速の信号を送りあいます。後半は、ワーグナーの「パルジファル」第1幕への前奏曲とスクリャービン「法悦の詩」。「法悦」では、トランペット5本、ホルン8本などの金管楽器に加え、オルガンや鐘が鳴り響き、圧倒的なクライマックスを築きます。

15日のリハーサル初日を終えたマエストロ山田は、「ここまで3回の本番を踏まえて今日のリハーサルを始められ、良い滑り出し」と手応えを感じている様子。

18日の4作品の聴きどころについて尋ねると「諸井とスクリャービンは神秘性を持つ作曲家で、二つの異なるエクスタシーを感じて頂けるのでは。ワーグナー〈パルジファル〉も官能性という繋がりがあり、仏教を根源としている点では『隠れインド・プログラム』なのかも(笑)。藤倉作品も自然界を覆うような宇宙的なエクスタシーを持っている作品」と組み合わせの妙を語ります。

さらに「エクスタシーとは『有限の中の無限』や『無限の中の有限』。これは、まさに音楽のこと。宇宙的な無限の空間の中での限りある時間芸術であり、死という限りある人々が永遠を表すものなのです」と解き明かします。「私と読響のそれぞれのオリジナリティが組み合わされば良いものが生まれるはず。本番で何が起こるのか、私も楽しみです!」と笑顔を見せました。

チケットは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時)と読響チケットWEB にて好評発売中。皆様のご来場、お待ちしております。

第584回定期演奏会

2019年1月18日〈金〉 サントリーホール

指揮=山田 和樹
ピアノ=小菅 優

諸井 三郎:交響的断章
藤倉 大:ピアノ協奏曲 第3番「インパルス」(共同委嘱作品/日本初演)
ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」から第1幕への前奏曲
スクリャービン:交響曲 第4番「法悦の詩」 作品54