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1月は、首席客演指揮者の山田和樹が登場し、3つのプログラムを指揮します。欧州で注目を浴びている山田は、12月31日にドイツのシュトゥットガルトで南西ドイツ放送(SWR)響のジルベスター・コンサートを振り、広くテレビ放映され話題を呼んだばかり(写真:Marco Borggreve)。

kazuki yamada010 by marco borggreve - コピー.jpg8日(火)の《名曲シリーズ》は、新年の幕開けからサン=サーンス「オルガン付き」を演奏する重量級プログラム。後半は、チェロの鬼才ニコラ・アルトシュテットがラロのチェロ協奏曲で共演した後、最後は山田の渾身のタクトでレスピーギ「ローマの祭」を披露し、客席を熱狂へと誘います。新年からエネルギー全開の山田&読響にご期待ください。残券は約40枚(4日現在)、お買い逃しなく。
【8日公演情報】https://yomikyo.or.jp/concert/2017/12/618.php

12日(土)と13日(日)の《土曜・日曜マチネーシリーズ》は、山田がリムスキー=コルサコフの名曲「シェエラザード」などを指揮し、ドラマティックな表現で色彩豊かなサウンドを響かせます。コンサートマスター小森谷巧のソロにもご注目ください。前半のラヴェルのピアノ協奏曲では、86歳のスペインの“国宝級ピアニスト”ホアキン・アチュカロが登場。長年ソリストとして国際的に活躍し、世界各地の聴衆から愛され続けているピアノ界のレジェンドです。ピアノの奥義を極めたアチュカロの芸術をご堪能ください。両日とも残券が少なくなっています。
【雑誌「ぶらあぼ」の紹介記事】https://ebravo.jp/archives/50699 
【12日公演情報】https://yomikyo.or.jp/concert/2017/12/213.php
【13日公演情報】https://yomikyo.or.jp/concert/2017/12/213-1.php

18日(金)の《定期演奏会》では、独自の観点で選んだプログラムを指揮。1曲目の諸井三郎の「交響的断章」は、山田が1978年の蘇演のCDを聴いて感銘を受け、今回約40年ぶりに取り上げます。2曲目は、10月にモナコで世界初演された藤倉大の衝撃的な作品、ピアノ協奏曲第3番「インパルス」。小菅優が、ピアノの最低音域から最高音域までを、ほぼ弾きっぱなしという超絶技巧のソロで、オーケストラと音速の信号を送りあいます。後半は、ワーグナーの「パルジファル」第1幕への前奏曲とスクリャービン「法悦の詩」。「法悦」では、トランペット5本、ホルン8本などの金管楽器に加え、オルガンや鐘が鳴り響き、圧倒的なクライマックスを築きます。山田は、スコアの奥底からエロスと狂気をあぶり出し、未だ見ぬ世界へと誘うことでしょう。
【雑誌「ぶらあぼ」の紹介記事】https://ebravo.jp/archives/50721
【18日公演情報】https://yomikyo.or.jp/concert/2017/12/584-1.php

チケットのお申し込みは、読響チケットセンター 0570-00-4390 もしくは 読響チケットWEB まで。