明日10月9日(水)19時からサントリーホールで開催する《第592回定期演奏会》では、ロシアの巨匠として名高いユーリ・テミルカーノフ(名誉指揮者)が、ショスタコーヴィチの大曲として知られる交響曲第13番「バビ・ヤール」などを指揮します。
「バビ・ヤール」は、1941年にバビ・ヤール渓谷で起きたユダヤ人の大量虐殺事件を題材としたエフトゥシェンコの詩に、ショスタコーヴィチが感銘を受けて作曲しました。反ユダヤ主義者への怒りを音に込めた、痛烈な社会批判ともとれる問題作の初演は、警官隊が包囲する物々しい雰囲気で行われたと言われています。祖国ロシアを愛するマエストロが80歳を迎えた今、この作品を通じてどのようなメッセージを残すのか、期待が高まります。音楽の底知れぬ可能性を感じられる一夜になるでしょう。バス歌手を務めるのは、テミルカーノフからの信頼も厚いミグノフ。新国立劇場合唱団(男声合唱)が共演します。
チケットは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時) と読響チケットWEB にて、好評発売中です。
当日券(余裕あり/席種未定)は、18時から販売します。学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)の整理券も18時から配布します。皆様のご来場をお待ちしております。