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5月20日(水)深夜2時29分(21日の午前2時29分)から3時29分までの日本テレビ「読響シンフォニック・ライブ」では、昨年2月14日のサントリーホールでの《第619回名曲シリーズ》から、特別客演指揮者・小林研一郎の指揮によるブラームスの交響曲第2番などの模様が放映されます。

音楽プロデューサーの新井歐子さんによる聴きどころは、以下をご覧ください。

ロマンティックが止まらない演奏でした。冒頭から出し惜しみせずに歌いまくり、感涙の蛇口をひねりっぱなし、引き算しないでひたすら盛って盛って盛っていく音楽。ロマンチストで何が悪い?ブラームスなんだから!巨匠コバケンの余裕です。昨今の流行でもあるポリフォニーの構造を際立たせるために音を軽く細く紡ぐ演奏ではなく、主旋律も内声も両方とも豊かに聴かせ、太い縄でぐいぐい編んでいくのがコバケン流。ブラームスの交響曲の魅力である或る種のうるささ(音がうるさいという意味でなく)をたっぷり聴かせてくれました。ブラボー!

なお、BS日テレでも5月30日(土)午前7時から放送される予定です。

日本テレビ「読響シンフォニック・ライブ」ホームページ:http://www.ntv.co.jp/yomikyo/