明日10月19日(水)19時からサントリーホールにて《第656回名曲シリーズ》を開催します。2019年3月まで9年間にわたって第9代常任指揮者を務めたフランスの名匠シルヴァン・カンブルランが、約3年半ぶりに読響の指揮台に上がります。桂冠指揮者として、初めての演奏会になります。
プログラムは、カンブルランらしく発想豊かに組み合わされた東欧とフランス作品計4曲。前半には、バルトークの「舞踏組曲」ビゼーの交響曲第1番という性格の異なる二つの曲を披露。カンブルランの切れ味鋭いリズムや色彩豊かなサウンドをご堪能ください。
後半には、欧州で華々しく活躍するチェロの大器アンドレイ・イオニーツァを独奏に迎えて、ダルバヴィの「チェロと室内管弦楽のための幻想曲集」(日本初演)とサン=サーンス:チェロ協奏曲第1番の2曲を演奏。こちらも雰囲気の違う協奏曲ですが、イオニーツァによる繊細かつ音楽性豊かな表現により、チェロの魅力が存分に発揮されることでしょう。最後は、リゲティの「ルーマニア協奏曲」で華やかに締めくくられます。カンブルランのキレッキレの指揮による生き生きとしたリズムと鮮烈なサウンドをお楽しみください。
当日券は、18時から販売します。また、学生券(2,000円/要学生証)の整理券も18時から配布します。皆様のご来場をお待ちしております。
第656回名曲シリーズ
2022年10月19日〈水〉 サントリーホール
指揮=シルヴァン・カンブルラン
チェロ=アンドレイ・イオニーツァ
バルトーク:舞踏組曲
ビゼー:交響曲第1番
ダルバヴィ:チェロと室内管弦楽のための幻想曲集(日本初演)
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
リゲティ:ルーマニア協奏曲