《定期演奏会》《名曲》《土曜マチネー》《日曜マチネー》《横浜マチネー》の各シリーズの2023年6~7月に開催する全8公演の1回券を、3月30日(木)から一般発売します(読響会員優先販売中)。
6月13日は、指揮者/クリエイティヴ・パートナーの鈴木優人がベートーヴェン「英雄」と現代作品を指揮する刺激的な一夜。世界的チェロの名手ジャン=ギアン・ケラスがアタイール作品を日本初演し、冥想的な異世界へと誘います。
6月17日、18日は、イギリスの新鋭ケレム・ハサンがチャイコフスキーの交響曲第5番などで読響デビュー。前半には、当初予定のガジェヴに代わり、リーズ国際コンクールに優勝しムーティ指揮シカゴ響などと共演するエリック・ルーが登場。ショパンの協奏曲を披露し、聴衆を魅了するでしょう。
6月28日、7月2日は、ウィーン国立歌劇場やメトロポリタン歌劇場などで活躍するアレクサンダー・ソディがチャイコフスキーの交響曲第4番などを振り、人気沸騰中のピアニストの反田恭平がラフマニノフのピアノ協奏曲第3番で、スケールの大きな音楽を築きます。
7月22日、23日は、鈴木優人ならではの創造的なプログラム。バロック期のクープラン、J.S.バッハの音楽と、そこからインスピレーションを得た近代の二つの作品を並べて演奏します。ジャズ・サクソフォン奏者としても活躍するリコーダーの鬼才アンドレアス・ベーレン、特別客演コンサートマスターの日下紗矢子、首席トランペット奏者の辻本憲一らとの熱いセッションをお楽しみください。
7月27日は、常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレが、シュレーカーの巨大編成の作品で豊潤なサウンドを築きます。前半には、今月上旬にベルリン・フィルで世界初演されて話題の細川俊夫のヴァイオリン協奏曲「祈る人」を樫本大進の独奏で日本初演します。樫本とヴァイグレが、細川の静かで熱いメッセージを今に表します。
チケットのお申し込みは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時・年中無休)へお電話いただくか、読響チケットWEB でもお買い求めいただけます。
なお、読響チケットWEBにて読響会員優先をご利用の方は、ゲスト会員のままでは購入できません。@読響会員へ登録し直してご利用ください。http://yomikyo.pia.jp/guide/upgrade.jsp
第629回定期演奏会
2023年6月13日〈火〉 サントリーホール
指揮=鈴木優人
チェロ=ジャン=ギアン・ケラス
アタイール:チェロ協奏曲「アル・イシャー」(日本初演)
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
第258回日曜マチネーシリーズ
2023年6月18日〈日〉 東京芸術劇場
指揮=ケレム・ハサン
ピアノ=エリック・ルー
チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」序曲
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64
第663回名曲シリーズ
2023年6月28日〈水〉 サントリーホール
指揮=アレクサンダー・ソディ
ピアノ=反田恭平
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30〈生誕150年記念〉
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36
第259回土曜マチネーシリーズ
2023年7月22日〈土〉 東京芸術劇場
指揮&チェンバロ&オルガン=鈴木優人
リコーダー=アンドレアス・ベーレン
トランペット=辻本憲一(読響首席)
オーボエ:荒木奏美(読響首席契約)
ヴァイオリン=日下紗矢子(読響特別客演コンサートマスター)
クープラン(鈴木優人編):「諸国の人々」から“ピエモンテの人々”
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV 1047
ラヴェル:組曲「クープランの墓」
プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調 作品25「古典」 他
第630回定期演奏会
2023年7月27日〈木〉 サントリーホール
指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ヴァイオリン=樫本大進
モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調 K. 477
細川俊夫:ヴァイオリン協奏曲「祈る人」(国際共同委嘱/日本初演)
モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調 K. 297 「パリ」
シュレーカー:あるドラマへの前奏曲