News

07261.jpg7月27日(木)に開催する《第630回定期演奏会》には、常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレが登場。モーツァルトの二つの作品、今回が日本初演となる細川俊夫の新作「祈る人」、そしてシュレーカーの作品を披露します。

曲目解説などは、以下のページ(7~8月号プログラム誌/PDF)からご覧いただけます。細川俊夫作品は、作曲家自身による解説をご覧いただけます。
https://yomikyo.or.jp/pdf/book/orchestra202307-8_01.pdf

メインに演奏するのは、100名を超す巨大編成のシュレーカー「あるドラマへの前奏曲」。この曲は、歌劇「烙印を押された人々」の音楽を用いた作曲家の代表作の一つとされています。オペラを得意とするヴァイグレのタクトは、大管弦楽を自在にドライヴし、官能的かつ狂気的なサウンドを生み、会場を熱狂へと誘うでしょう。一方、小編成の二つのモーツァルト作品では、ヴァイグレが持ち前のセンスで透明感あふれる響きを引き出し、極上の美へと迫ります。

細川俊夫のヴァイオリン協奏曲「祈る人」では、ベルリン・フィルのコンサートマスターを務める樫本大進が共演します。3月のベルリンでの世界初演は、ドイツのメディアなどでも絶賛されており、日本公演にも期待が高まります。樫本は神と交信するシャーマンの如く取り憑かれ、幅広い表現力で渾身の祈りの音楽を展開するでしょう。

当日券(余裕あり)は、18時から発売します。学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)の整理券も18時から配布します。皆様のご来場をお待ちしております。

第630回定期演奏会

2023年7月27日〈木〉 サントリーホール

指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ヴァイオリン=樫本大進

モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調 K. 477
細川俊夫:ヴァイオリン協奏曲「祈る人」(国際共同委嘱/日本初演)
モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調 K. 297 「パリ」
シュレーカー:あるドラマへの前奏曲