2024年1月1日付で、戸原直(とはら なお)が、コンサートマスターに就任します。
就任にあたって「伝統を尊重し、人と音楽への愛に溢れた読響の一員となることに、大変喜びを感じております。世代交代が進んでいますが、これまで先輩方が培われたサウンドを大切に受け継ぎつつ、一人一人が自分らしく表現できる、そんな良い変化が生まれる道を模索していきたいと思います。そして、これまでを愛してくださった皆様に、これからも愛していただけるように精進して参ります」と抱負を述べています。
【プロフィール】
東京都八王子市出身。東京芸術大学音楽学部を卒業、同大学大学院を修了。在学中に安宅賞、大学院修了時に大学院アカンサス音楽賞などを受賞。2019年から21年までドイツのリューベック音楽大学で学び、ドイツ国家演奏家資格を取得。コンクールでは、12年コンセール・マロニエ21弦楽器部門第1位、16年にはカルテット・アルパとしてバンフ国際弦楽四重奏コンクールにてキャリア・ディベロップメント賞を受賞。リゾナーレ室内楽セミナーでは音楽賞などを受賞。東京・春・音楽祭、宮崎国際音楽祭、チェンバーミュージック・ガーデン、室内楽フェスティバルAGIOなどに出演。17年から現在まで芸大フィルハーモニア管弦楽団コンサートマスターを務めている。紀尾井ホール室内管、アンサンブルofトウキョウ、Ensemble FOVE、ムジカ・ヴィッツのメンバーとしても活躍。また、ヴィオラ奏者としても室内楽を中心に活動し、レモンド・クァルテットのヴィオラ奏者を務めている。ヴァイオリンを柴田裕子、七澤清貴、齋藤真知亜、漆原朝子、漆原啓子、徳永二男、エステール・ペレーニ、玉井菜採、堀正文、ダニエル・ゼペック、ヴィオラを川﨑和憲の各氏に師事。24年1月から読響のコンサートマスターに就任する。