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1IMG_7167 - コピー.jpeg1月27日(木)19時からサントリーホールで開催する《第653回定期演奏会》では、フィンランドの俊英ピエタリ・インキネンが読響に初登場し、得意としているシベリウス作品などを指揮します。

メインは、シベリウスの最高傑作とも言われる交響曲第7番。大自然を思わせる壮大さを持ち、彼岸への境地に達したかのような深遠さを感じられる、比類ない交響曲です。インキネンは繊細かつ透明感あふれるサウンドを引き出し、母国を代表する偉大な作曲家による独自の世界観を露わにするでしょう。

フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」を基にした1曲目「ポホヨラの娘」と3曲目「トゥオネラの白鳥」でも、シベリウス特有の美しい響きによるドラマテイックな音楽が展開されるでしょう。

前半には、ウィーン・フィル、ロンドン響などと共演する現代最高峰のピアニスト、ピョートル・アンデルシェフスキがバルトークの協奏曲第3番を弾きます。この曲は幻想的な趣を持ち、バルトークの並々ならぬ情熱が溢れ出ており、作曲家の晩年の傑作とされています。アンデルシェフスキは、独創性に富んだ大胆な解釈と繊細なタッチにより、唯一無二の美的空間を作るでしょう。

当日券は18時から販売します。学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)の整理券も18時から配布します。皆様のご来場をお待ちしております。

第653回定期演奏会

2025年11月27日〈木〉 サントリーホール

指揮=ピエタリ・インキネン
ピアノ=ピョートル・アンデルシェフスキ

シベリウス:交響的幻想曲「ポホヨラの娘」作品49
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 ホ長調
シベリウス:組曲「レンミンカイネン」から"トゥオネラの白鳥"
シベリウス:交響曲第7番 ハ長調 作品105