明日23日(金)と24日(土)は、首席客演指揮者の下野竜也が、マーラーの傑作「交響曲第5番」と、武満徹のマリンバとオーケストラの珍しい作品「ジティマルヤ」(マリンバ:小森邦彦)を指揮します。
下野竜也が、読響とマーラーの第5番を演奏するのは、今回が初めて。これまでマーラー作品は、2005年などに第1番「巨人」を、2012年に第2番「復活」を指揮しており、何れも高い評価を得ており、3曲目となる今回の第5番への期待も高まります。
東京芸術劇場でのリハーサルを終えたマエストロは、「マーラーというと『苦悩の人』というイメージが強いですが、今回スコアに向き合い、リハーサルを通じて『偉大な作曲家』『偉大な指揮者』だと感じました。今回はヴァイオリンを左右に配置する対向配置で演奏しますが、このマーラーが想定した配置で演奏することで、マーラーの作曲した仕掛けが、パズルを解くように音によって具現化されていくようでした。本番では、僭越ながらマーラーに成りきって暴れたいと思います」と、力を込めました。
また、武満作品についても、「ヴァイオリンを省いた特殊な編成であり、マリンバとオーケストラの響きも独特でとても美しい作品。滅多に演奏されない曲なので、ぜひ会場で体験していただきたい」と思いを述べました。
チケットは、23日公演は当日の正午まで、24日公演は前日の18時まで、読響チケットセンター(0570-00-4390)にてご予約いただけます。
当日券は、両日とも開演1時間前から発売します。学生券(2000円)の整理券も、開演1時間前から配布します。皆様のご来場、お待ちしております。