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2月22日の演奏を最後に、長らく演奏活動を休止していましたが、明日7月5日(日)の《特別演奏会/日曜マチネーシリーズ》で演奏を再開します。

チケットは読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時)及び 読響チケットWEB で販売中。当日券(5,000円)は、13時から販売します。学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)の整理券も13時から配布します。ご来場のお客様は、読響の「感染予防対策」へのご協力をお願いします。

指揮台に上がるのは、今年4月に読響の指揮者/クリエイティヴ・パートナーに就任した鈴木優人。リハーサルに臨むにあたり、「演奏会が開催できずにいたが、ずっと読響を指揮するのを楽しみにしていた。この間に失われたものは大きいかもしれない。しかし一方で、この状況下でどのように音楽を共有すべきかを必死で模索していた。オンラインでのコンサートもそのひとつ。こういった試みから得られたものは大きく、今後の音楽作りにも活かされるだろう」と決意を語りました。

二日目のリハーサルを終えると、「今は、久しぶりに音楽だけに集中できていることが嬉しい。これまでと奏者間の距離を広げるなど違う部分もあるが、読響のメンバーの音楽家としての厚みを感じている」と晴れやかな表情に。

今回のプログラムの聴きどころを尋ねると「3つの作品ともドの音から始まる素晴らしいプログラム。マーラーの“アダージェット”は、音楽界を取り巻く今の奇異な状況も全て受け入れる音楽。メンデルスゾーンが若い頃に書いた管楽器と打楽器による“序曲”も、演奏会を再開するのに相応しいと感じるもの。モーツァルトの『ジュピター』は、交響曲の中でも最高傑作のひとつ。自然界のあらゆる秩序が表されたかのような音楽。第4楽章の“ド・レ・ファ・ミ”のジュピター音型は、お客様に印象的に響くことでしょう。久しぶりに、生の演奏を味わっていただければ嬉しい」と力を込めました。