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8月19日(水)18時30分からサントリーホールにて「大成建設 Presents サマーフェスティバル2020《三大交響曲》」が開催されます。チケットは、好評発売中です(S席は残り僅か)。

今年の《三大交響曲》では、期待の新鋭・角田鋼亮(つのだ こうすけ)が指揮台に上がります。ドイツのベルリンで経験を積んで帰国し、大阪や仙台、愛知などで次々とポストに就くなど注目を浴びている指揮者です。読響とは、2018年10月に初共演し、今回が2回目の共演です。演奏会に向けた抱負などを語っていただきました。

__読響とは18年10月に初共演しました。今回、約1年10か月ぶりの共演となります。読響の印象は?
全体の雰囲気は明るくて前向きで、音楽に対しては知的かつ情熱的という印象を持ちました。楽員の皆様、お一方お一方の人柄が素敵で、とても尊敬しています。前回はマルティヌー、ドヴォルザークという2人のチェコの作曲家の作品で共演しましたが、厚みのあるふくよかな響きと郷愁を駆り立てるような叙情性で、素晴らしい作品に仕立てあげて頂きました。しばらく期間が空きましたが、久しぶりの読響サウンドがとても楽しみです。

__角田さんが、指揮する上で特に大切にしていることなどございましたら、お教えください。
音楽以外にも目を向けるということでしょうか。音楽の中には、作曲家の日常、生活、考え、見たもの、聞いたもの、感じたものなどの全てが入っていると思いますから、そういったものを敏感に感じられるように、自分の中の引き出しを増やしておくことが大切だと思っています。

__3月以降、新型コロナウイルスの影響で多くの公演が中止や延期になったと思います。どのような思いで過ごされていましたか?
3月の初旬から6月の下旬までの4か月間、全く演奏会のない時間を過ごしました。もちろん、それ自体は至極残念ではあったのですが、リモートでの合奏やオンラインでの「密」なミーティングなど、新しい体験ができました。読書や映画観賞など、インプットの時間が増えたのも喜ばしいことです。今では、この4か月間の体験を非常にポジティブに捉えています。

__再開後、初めての演奏会は?
7月11日が再開後の初めての演奏会でした。「指揮者」のポストを務めている大阪フィルとヴェルディの序曲やベートーヴェンの交響曲第7番を演奏しました。音楽が血管の中に入ってきた感じがして、体中が熱くなりました。これが自分の生きる意味という風にも感じました。

__19日公演への思いをお聞かせいただけますか?
名曲を名曲として聴かせるべく指揮を務めたいと思いますが、一方でよく演奏される《三大交響曲》から新鮮さも導き出したいと思っています。本来、新型コロナウイルスとこれらの音楽は直接的な関係はありませんが、今演奏できる価値や意味を心の底から感じながら取り組みたいと思っています。是非、何百年をも超えて輝き続けているこれらの音楽の素晴らしさ、生のオーケストラの魅力を感じにサントリーホールにいらして頂けましたら幸いです。

大成建設 Presents サマーフェスティバル2020《三大交響曲》

2020年8月19日〈水〉 サントリーホール

指揮=角田鋼亮

シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D759「未完成」
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界から」

【感染症対策へのご協力のお願い】
https://yomikyo.or.jp/kansensyotaisaku.php

★ブラボーチケット(S席/座席選択可/各20席)は、読響へのサポートチケットで、読響オリジナルグッズが付いています。サポートの一部を「読売光と愛の事業団」が設立した「コロナ医療支援基金」へ寄付します。読響オリジナルグッズは、会場でお渡しも可能ですが、公演4日前までにinfo@yomikyo.or.jpまでご連絡いただければ、事前に送付いたします。
オリジナルマスクは7月に作成したものとは別のデザインです。マスクを着けていても、しばらくの間「ブラボー」は心の中だけでお願いします。オリジナルマフラータオルは、周りのお客様にご配慮の上、「Bravo!」と書かれた部分を掲げるなどして、夏フェス感をお楽しみください。

※座席表はこちら(PDF)
※この公演は、読響会員特典の「振り替え制度」の対象外です。