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明日3月9日(木)19時からサントリーホールにて《第626回定期演奏会》を開催します。読響の創立60周年シーズンの最後の《定期演奏会》の指揮台に上がるのは、指揮者/クリエイティヴ・パートナーの鈴木優人。

1曲目に、鈴木優人の作曲による読響創立60周年委嘱作品「THE SIXTY」を自らの指揮で世界初演します。作品についての、優人のメッセージや曲目解説も公開しています。下記のページで公開しています。
https://yomikyo.or.jp/2023/03/the-sixty9.php

続いて、世界的ヴィオラ奏者のアントワーヌ・タメスティをソリストに迎え、彼のために書かれたヴィトマンのヴィオラ協奏曲を日本初演します。ヴィオラ奏者がオーケストラ内を歩き回り、現代奏法も駆使して、奇想天外なパフォーマンスを繰り広げるでしょう。どうぞ、ご注目ください。

後半は、優人と読響が、2020年と21年に第4番、第8番「グレイト」と取り組んできたシューベルトの交響曲から第5番を演奏します。読響の主催公演で同曲を取り上げるのは、1966年9月にアーロン・コープランド指揮の《第31回定期演奏会》、1976年10月のテオドール・グシュルバウアー指揮の《第124回定期演奏会》に続く3回目。明るく、快活さがあるのに、どこか内に秘めた陰を感じさせる“繊細な作曲家”シューベルトの傑作です。短い序奏とシンプルな構造、突然のゲネラルパウゼ、意表をつく転調など、聴けば聴くほど創意工夫に満ちています。優人のタクトは、読響から美しいサウンドを引き出し、生き生きとしたグルーヴ感のあるリズムを刻むでしょう。

なお、コンサートマスターを務める小森谷巧は3月末で退団するため、この公演が主催公演での最終公演となります。
https://yomikyo.or.jp/2023/03/3-23.php

当日券は、18時から販売します。また、学生券(2,000円/要学生証)の整理券も18時から配布します。皆様のご来場をお待ちしております。

第626回定期演奏会

2023年3月 9日〈木〉 サントリーホール

指揮=鈴木優人
ヴィオラ=アントワーヌ・タメスティ

鈴木優人:読響創立60周年記念委嘱作品(世界初演)
ヴィトマン:ヴィオラ協奏曲(日本初演)
シューベルト:交響曲第5番