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911 - コピー.jpg本日9月11日(木)から15日(月・祝)まで、東京文化会館での東京二期会オペラ劇場「さまよえるオランダ人」(主催:公益財団法人東京二期会)に出演します。

指揮の上岡敏之にとって、東京文化会館に登場するのは、学生時代の1982年に東京六大学合唱連盟定期演奏会で明治大学グリークラブのピアノ伴奏として演奏して以来、43年ぶり。日本でオペラを振るのは、2008年11月の日生劇場「魔笛」(演出:高島勲/管弦楽:読
響)以来、17年ぶり。

10日のゲネプロ終了後、上岡は7月中旬からの約2か月間にわたるリハーサルを振り返り「毎日、試行錯誤を繰り返しながらも楽しい時間でした。初めて顔を合わせる歌手の方も多かったので、私の音楽づくりに戸惑った方もいたかもしれません。音楽的には大きな文法を作りながら、それぞれの個性も出せるようになったと思っています。また、深作さんら演出チームの皆さん、小道具・大道具など一人一人のスタッフが素晴らしく、こんな良いチームと仕事ができたことが幸せです」と語っています。

本番に向けて「言葉では表せないことを音に置き換えるのが、音楽家の宿命。ワーグナーの音楽をなるべく深く理解して、自分なりに納得して皆様に届けることができれば。皆様と4回演奏できることは喜びです」と抱負を述べました。

チケット(S席22,000円/21,000円~D席6,000円)は、好評発売中です。学生席(3,000円)、U-39席(10,000円)などもございます。お申し込みは、二期会チケットセンター 03-3796-1831(月~金:10時~18時、土:10時~15時、日・祝:休)、各プレイガイドなどへ。

当日券は、各日開演の90分前から販売します。

公演詳細:https://nikikai.jp/lineup/hollander2025/


下期まとめ.png《定期演奏会》《名曲シリーズ》《土曜マチネーシリーズ》《日曜マチネーシリーズ》《横浜マチネーシリーズ》の下期会員券(10月~/4~5回連続券)が発売中。ご購入の最後のチャンスです。

残券の少ない席種もあります。9月21日(日)で販売を終了しますので、お早めにご購入ください。電話でのお申し込みは、21日(日)18時までに読響チケットセンター 0570-00-4390へ。読響チケットWEBでは、21日(日)23:59までご購入いただけます。

◎下期会員券の残券状況(9月10日現在)

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常任指揮者ヴァイグレは、10月にショスタコーヴィチの交響曲第15番、チャイコフスキー「悲愴」などを振り、1月にプフィッツナーの大作「ドイツ精神について」を日本初演します。指揮者/クリエイティヴ・パートナーの鈴木優人は、26年3月にJ.S.バッハの「マタイ受難曲」、ストラヴィンスキーの「春の祭典」などを指揮。その他、元首席客演指揮者の山田和樹、フィンランドの名匠リントゥ、ザルツブルク音楽祭などで活躍するパスカル、英国を代表する俊英ガードナー、ドイツ在住の鬼才・上岡敏之、スイスの巨匠ヴェンツァーゴらが登場します。

ソリストには、世界的ピアニストのアンデルシェフスキ、ロシア出身の“ピアノの詩人”コレスニコフ、現代最高峰のヴァイオリニストのファウスト、現代作品にも力を注ぎ国際的に活躍している諏訪内晶子、昨年のエネスコ国際コンクールで優勝したチェロの新星・北村陽、ハープの可能性を広げる世界屈指の名手メストレ、伸びやかな澄んだ声で魅了する歌姫・森麻季、ミラノ・スカラ座など世界の檜舞台で歌うテノールのマクンゴら個性豊かな面々が登場します。

会員券には特典も多数ございます。会員券(シリーズ連続券)でチケットをまとめて購入すると、1回券よりもお安く聴けるほか、非売品の「読響特製CD」や「特製チケットホルダー」のプレゼントに加え、ご来場になれない公演での「仮券制度」や「振替制度」もご用意しています。

お申し込み・お問い合わせは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時・年中無休)へ。

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2026年1月~3月に開催する《定期演奏会》《名曲》《土曜マチネー》《日曜マチネー》《横浜マチネー》各シリーズの全13公演のチケット(1回券)を、10月4日(土)から一般発売/9月24日(水)から読響会員優先発売します。

1月は常任指揮者ヴァイグレが、プフィッツナーの大作「ドイツ精神について」を豪華歌手陣、新国立劇場合唱団と日本初演するほか、ブラームスの交響曲第3番、メンデルスゾーン「スコットランド」などを指揮。2月は、スイスの名匠ヴェンツァーゴがブルックナーの交響曲第7番を振り、英国の新鋭ハサンがマーラー「巨人」で会場を熱狂へと誘い、鬼才・上岡敏之がラヴェル「ボレロ」などで華麗なサウンドを引き出します。3月には、指揮者/クリエイティヴ・パートナーの鈴木優人がバッハ「マタイ受難曲」、モーツァルト「ジュピター」、ストラヴィンスキー「春の祭典」などで鮮烈な演奏を繰り広げます。

ソリストには、国際的に活躍するヴァイオリニストの諏訪内晶子、ファウスト、成田達輝、ベルリンを拠点にする新星チェリストの鳥羽咲音、欧州で注目を浴びるピアニストの中川優芽花らが登場します。

チケットのお申し込みは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時・年中無休)へお電話いただくか、読響チケットWEB でもお買い求めいただけます。

なお、各シリーズのお得な下期会員券(10月~/4~5回連続券)も発売中(9月21日で販売を終了)。

第654回定期演奏会

2026年1月20日〈火〉 サントリーホール

指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ソプラノ=マグダレーナ・ヒンタードブラー
メゾ・ソプラノ=クラウディア・マーンケ
テノール=シュテファン・リューガマー
バス=ファルク・シュトルックマン
合唱=新国立劇場合唱団(合唱指揮=冨平恭平)

プフィッツナー:カンタータ「ドイツ精神について」 作品28(日本初演)

第283回土曜マチネーシリーズ

2026年1月24日〈土〉 東京芸術劇場

指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ヴァイオリン=イザベル・ファウスト

エミーリエ・マイヤー:「ファウスト」序曲
シューマン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
メンデルスゾーン:交響曲第3番 イ短調 作品56「スコットランド」

第655回定期演奏会

2026年2月 4日〈水〉 サントリーホール

指揮=マリオ・ヴェンツァーゴ
ヴァイオリン=諏訪内晶子

望月京:ヴァイオリンとオーケストラのための新作(世界初演)
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 WAB107(ノヴァーク版)

第148回横浜マチネーシリーズ

2026年2月15日〈日〉 横浜みなとみらいホール

指揮=ケレム・ハサン
ピアノ=中川優芽花

ウンスク・チン:スビト・コン・フォルツァ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品19
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」

第284回日曜マチネーシリーズ

2026年2月22日〈日〉 東京芸術劇場

指揮=上岡敏之
チェロ=鳥羽咲音

チャイコフスキー:幻想序曲「ロミオとジュリエット」
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 イ長調 作品33
フォーレ:付随音楽「ペレアスとメリザンド」組曲
ラヴェル:ボレロ

第656回定期演奏会

2026年3月 5日〈木〉 サントリーホール

指揮=鈴木優人
福音史家(テノール)=ザッカリー・ワイルダー
イエス(バス)=ドミニク・ヴェルナー
ソプラノ=森麻季
カウンターテナー=クリント・ファン・デア・リンデ
合唱=バッハ・コレギウム・ジャパン
児童合唱=東京少年少女合唱隊

J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV 244(メンデルスゾーン版)

第285回土曜マチネーシリーズ

2026年3月14日〈土〉 東京芸術劇場

指揮=鈴木優人
ヴァイオリン=瀧村依里(読響首席)
チェロ=富岡廉太郎(読響首席)
オーボエ=金子亜未(読響首席)
ファゴット=井上俊次(読響)

ハイドン:交響曲第26番 ニ短調「ラメンタチオーネ」
ハイドン:協奏交響曲 変ロ長調
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」

1第九発売.png2月24日(水)にフェスティバルホールで開催する《第42回大阪定期演奏会》のチケット(1回券)を、8月30日(土)から一般発売します(現在、読響会員優先発売中)。

今年は、ベルリン国立歌劇場、ドレスデン国立歌劇場などで好評を博し、ザルツブルク音楽祭でウィーン・フィルと共演するなど世界の檜舞台で活躍しているフランスの鬼才マキシム・パスカルが指揮台に上がります。ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」を振り、鮮烈なサウンドを響かせるでしょう。

澄み切った声を持つ歌姫・熊木夕茉(ソプラノ)、数々の名演奏を残している日本を代表するメゾの池田香織(メゾ・ソプラノ)、バイロイト音楽祭やベルリン国立歌劇場で活躍する注目株マクンゴ(テノール)、欧州で活動を展開するキューバ生まれの新星ケッセル(バス)の4人の実力派歌手陣と日本を代表するプロ合唱団の新国立劇場合唱団が共演し、“歓喜の歌”を高らかに響かせます。


チケット(BOX席11,000円、S席8,800円、A席7,700円、B席6,600円)のお申し込みは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時・年中無休)へお電話いただくか、読響チケットWEB でもお買い求めいただけます。

第42回大阪定期演奏会

2025年12月24日〈水〉 フェスティバルホール(大阪)

指揮=マキシム・パスカル
ソプラノ=熊木夕茉
メゾ・ソプラノ=池田香織 
テノール=シヤボンガ・マクンゴ
バス・バリトン=アントワン・ヘレラ=ロペス・ケッセル
合唱=新国立劇場合唱団

ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」

0825.jpg12月6日(土)は神奈川県小田原市の小田原三の丸ホール大ホールにて「《情熱のチャイコフスキー》& 《哀愁のラフマニノフ》」公演を、翌7日(日)は茨城県日立市の日立シビックセンター音楽ホールにて「《珠玉の二大名曲を聴く》 チャイコフスキー&ラフマニノフ」公演を開催します。

ハンガリーのリスト音楽祭に出演するなど国際的に活躍する実力派指揮者の海老原光が、チャイコフスキー「悲愴」とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番という人気のロマン派二大名曲を振り、読響から豊潤なサウンドを引き出します。

前半には、今年6月にベルリンのフィルハーモニーにてベルリン響と共演して絶賛された石井琢磨が登場。“TAKU-音 TV たくおん”名義のYouTubeチャンネルの登録者数は32万人を超え、サントリーホール大ホール公演が発売3分で完売した人気若手ピアニストです。ラフマニノフの第2番でロマンティックなメロディを奏で、会場を魅了するでしょう。どうぞ、ご期待ください。

12月6日(土)小田原三の丸ホール公演のチケットは、9月13日(土)発売。詳しくは以下のページをご覧ください。
【小田原三の丸ホール公演/詳細】https://ooo-hall.jp/event/20251206-2.html

12月7日(日)日立シビックセンター公演のチケットは、9月6日(土)から一般発売。シビックメンバーズは、8月30日(土)から先行発売。詳しくは以下のページをご覧ください。
【日立シビックセンター公演/詳細】https://www.civic.jp/event.php?mode=detail&f=1&code=296

20250819_8004.jpg8月23日(土)と24日(日)各14時から東京オペラシティで開催する「第280回土曜・日曜マチネーシリーズ」では、首席客演指揮者ユライ・ヴァルチュハが、R.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」とベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を指揮します。

リハーサル中のヴァルチュハに、今回のプログラムの聴きどころなどを伺いました。

       ◇    ◇    ◇

___このプログラム、2曲の選曲について教えてください。

R.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」には、ベートーヴェンの「英雄」第2楽章からの引用があり、この2曲には明らかな繋がりがあります。ベートーヴェンの音楽が、シュトラウスやマーラーらその後の多くの作曲家に多大な影響を与えたことを改めて感じられます。「メタモルフォーゼン」は、シュトラウスによる“ベートーヴェンへのオマージュ”ともいえるのではないでしょうか。また、「英雄」の最終楽章は変奏曲ですが、「変奏」は「メタモルフォーゼン(変容)」ともいえ、ここにもこの2曲の繋がりがあります。「変奏」は一つのテーマを変形させることですが、それは基となるものから新たに何かを創造することなのです。

___両作品の音楽的な特徴、聴きどころは?

「メタモルフォーゼン」は弦楽器のみの曲で、読響のふくよかで素晴らしいサウンドをご堪能いただけるでしょう。この曲は第二次世界大戦が終わる頃に書かれており、引用している「英雄」の第2楽章は葬送行進曲。失われた世界に対する思いが表れています。シュトラウスはこの曲で、世界の「変容」を訴えたのかもしれません。

ベートーヴェン「英雄」は、第2楽章にオーボエのソロがあるなど、木管楽器が活躍します。また第3楽章には3本のホルンによるコラールがありますが、交響曲でホルンが3本使われたことはそれまでなく、この曲が初めてです。楽器の新しい可能性を見い出し、また当時の交響曲としては異例なほど長く、当時の人々にとっては“現代作品”でした。交響曲というジャンルを進化させ、古典派とロマン派のかけ橋となる、ロマン派につながる新しい扉をひらいた画期的な作品です。

___最後にお客様にメッセージを

日本のお客様は本当に集中して熱心に聴いてくださるので、皆さんに演奏をお届けするのを毎回とても楽しみにしています。会場でお待ちしています!

       ◇    ◇    ◇

当日券は、両日とも13時から販売します。学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)の整理券も13時から配布します。皆様のご来場をお待ちしております。

第280回土曜マチネーシリーズ

2025年8月23日〈土〉 東京オペラシティコンサートホール

指揮=ユライ・ヴァルチュハ

R.シュトラウス:メタモルフォーゼン
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」

第280回日曜マチネーシリーズ

2025年8月24日〈日〉 東京オペラシティコンサートホール

指揮=ユライ・ヴァルチュハ

R.シュトラウス:メタモルフォーゼン
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」

8月20日(水)深夜25時59分(21日の午前1時59分)からの20250715_8006 - コピー.jpg日本テレビの番組「読売日本交響楽団 粗品と絶品クラシック」では、今年7月15日のサントリーホールでの《第684回名曲シリーズ》から、バーンスタインの「キャンディード」序曲、ガーシュインのピアノ協奏曲などの模様を放映します。

指揮は、“色彩の魔術師”と言われているフランスの名匠シルヴァン・カンブルラン。現在は読響の桂冠指揮者、ハンブルク響の首席指揮者などを務めています。二つのアメリカ音楽を振り、読響から色彩感あふれる華麗なサウンドを引き出しました。

ピアノ独奏は、フランスを代表する名手リーズ・ドゥ・ラ・サール。ジャズの要素が詰まったガーシュインの協奏曲を抜群のリズム感で弾きこなし、会場は大きな拍手に包まれました。

番組ナビゲーターは、人気お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品。クラシック音楽に造詣が深く、自ら作曲を手掛けるなど、芸人とアーティストの狭間で創造の領域を広げています。

日本テレビ「読響 粗品と絶品クラシック」ホームページ:https://www.ntv.co.jp/yomikyo-classic/

同放送は、BS日テレでも8月30日(土)午前7時から放送される予定です。また、TVerの配信でもご覧いただけます。

nikikai.jpg9月11日(木)、13日(土)、14日(日)、15日(月・祝)は、東京文化会館での東京二期会オペラ劇場「さまよえるオランダ人」(主催:公益財団法人東京二期会)に出演します。
公演詳細:https://nikikai.jp/lineup/hollander2025/

指揮は、ドイツを拠点に活躍している鬼才・上岡敏之。読響とは1998年以降、度々共演し、数々の名演奏を残しています。今年1月の読響《定期》では、ショスタコーヴィチの交響曲第11番で壮絶な演奏を繰り広げ、絶賛されました。上岡と読響がピットに入るのは、2008年11月の日生劇場「魔笛」(演出:高島勲)以来2回目です。オペラに長けた上岡と読響によるワーグナーの劇的な音楽作りにご期待ください。

演出は、映画監督で演劇やオペラの演出も手掛ける深作健太。オペラ演出は、二期会との「ダナエの愛」「ローエングリン」「フィデリオ」に続き4作目なります。近年、深作は自ら主宰する演劇ユニット「深作組」で数々のドイツ演劇を取り上げ、創造性に富んだ舞台を作り、高い評価を得てきました。今回「さまよえるオランダ人」でどのような世界を描くのか、大きな関心が寄せられています。

ダーラント役は山下浩司と志村文彦、ゼンタ役は中江万柚子と鈴木麻里子、エリック役は城宏憲と樋口達哉、マリー役は花房英里子と川合ひとみ、舵手役は濱松孝行と与儀巧、オランダ人役は河野鉄平と斉木健詞です。若手からベテランまで、日本を代表する二期会の歌手たちが二つのキャストに分かれ、オペラの名作に新たな命を吹き込むでしょう。二期会合唱団の表現力豊かな歌唱も聴きどころです。皆様のご来場をお待ちしております。

チケット(S席22,000円/21,000円~D席6,000円)は、好評発売中です。学生席(3,000円)、U-39席(10,000円)などもございます。

お申し込みは、二期会チケットセンター 03-3796-1831(月~金:10時~18時、土:10時~15時、日・祝:休)、各プレイガイドなどへ。

20250828_suntoryaward_cal_page-0001.jpg8月28日(木)19時30分からサントリーホールにて「第55回サントリー音楽賞受賞記念コンサート  近藤譲(作曲) 」(主催:サントリーホール)が開催され、読響が出演します。

【詳細】https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20250828_M_3.html

この演奏会は、公益財団法人サントリー芸術財団による第55回(2023年度)サントリー音楽賞を受賞した作曲家・近藤譲の記念コンサートです。

今回、近藤の唯一のオペラ「羽衣」が演奏会形式(舞踊付)で日本初演されます。このオペラは、フィレンツェ五月音楽祭の委嘱により作られ、1994年6月にフィレンツェにて、マルチェロ・パンニの指揮、ロバート・ウィルソンの演出で世界初演されました。羽衣伝説を基に作られた能楽のテキストを用い、メゾ・ソプラノの歌唱とナレーション(語り)、ソロ・フルートと小編成のオーケストラにより展開される約50分の作品です。近藤の代表作の一つとされ、海外で高い評価を受けたオペラ「羽衣」の日本初演に、どうぞご注目ください。

指揮は、20世紀から現代作品を数多く手掛けているピエール=アンドレ・ヴァラド。彼と
読響は、2023年5月の東京オペラシティ文化財団主催の「コンポージアム2023 近藤譲の音楽」で近藤のオーケストラ作品を演奏し、各誌で絶賛されました。今回のオペラでの演奏にも期待が高まります。

また、この演奏会では「羽衣」の他に、近藤が1995年に作曲した「接骨木(にわとこ)の3つの歌」が、読響第1コンサートマスターの林悠介(ヴァイオリン)と西久保友広(打楽器)により演奏されます。

チケット(S席9,900円、A席7,700円、U25席2,200円)は、好評発売中。お申し込みは、サントリーホールチケットセンター TEL:0570-55-0017(10時~18時)などへ。

第55回サントリー音楽賞受賞記念コンサート  近藤 譲(作曲)

2025年8月28日〈木〉 サントリーホール

指揮=ピエール゠アンドレ・ヴァラド
メゾ・ソプラノ=加納悦子
舞踊=厚木三杏
ナレーター=塩田朋子
フルート=多久潤一朗
合唱=女声合唱団 暁(合唱指揮:西川竜太)

近藤譲:『接骨木(にわとこ)の3つの歌』(1995)
オペラ『羽衣』(1994)[日本初演・演奏会形式(舞踊付)]