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05021 - コピー.jpg5月6日(火・休)18時からサントリーホール大ホールで開催される「こども音楽フェスティバル2025 クロージング・コンサート ~The オーケストラ!~」に出演します。
https://www.kofes.jp/program/1568/

この音楽祭の公式アンバサダーを務めるピアニストの清塚信也がグリーグのピアノ協奏曲第1番の第1楽章で独奏を務めるほか、鈴木優人の指揮でドヴォルザークの交響曲第8番などの名曲を披露します(コンサートマスターは林悠介)。音響抜群のサントリーホールにて、読響の迫力のサウンドをご堪能ください。

チケット(こども1,500~3,000円など/小学生以上が入場可能)は好評発売中です。

当日券については、サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 にお問い合わせください。

ソニー音楽財団とサントリー芸術財団が主催する同フェスティバルは、0歳乳児から高校生まで、子どもの年齢に合わせて企画された演奏会やワークショップが5月3日から6日までの4日間にわたり展開され、親子でクラシック音楽を一日中楽しむことができるものです。
【詳細】https://www.kofes.jp/

5古谷 拳一 - コピー.jpg月1日付で古谷拳一(ふるや けんいち)が首席ファゴット奏者として、入団いたしました。昨年10月から契約団員として出演、6か月のテスト期間を終えました。

入団にあたって「この度、日本を代表する伝統あるオーケストラに入団できましたことを、大変光栄に存じます。学生時代から親しんできた『読響サウンド』の色彩豊かなパレットに、微力ながらも自分の色を加え、より一層の華やかさを添えられるよう、日々精進してまいります」と抱負を述べています。

【プロフィール】1994年大阪府生まれ。東京芸術大学卒業時にアカンサス賞、同声会賞受賞。スイスに留学し、2021年にチューリヒ芸術大学卒業。23年に同大学ソリストコースを満場一致の満点で卒業。19年から21年までベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーに在籍。ベルリン・フィルの一員として活躍し、日本ツアーやジルベスターコンサートにも参加。スイスのムリ国際コンクール優勝、「プラハの春」国際コンクールで第2位を受賞。室内楽ではパシフィック・クインテットのメンバーを務め、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学の室内楽修士課程を修了したほか、19年にニールセン国際コンクール第2位、21年に「音色と解釈」コンクール優勝、24年にミュンヘン国際コンクール第2位受賞。反田恭平率いるジャパン・ナショナル・オーケストラのメンバーも務めている。

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明日4月29日(火・祝)10時から、6月16日(月)フェスティバルホール(大阪)での《第41回大阪定期演奏会》のチケット(1回券)を発売します。

この公演では、常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレが、R.シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 やプロコフィエフの交響曲第1番「古典」などを指揮します。

また、図抜けたスケールの大きさで人気のピアニスト反田恭平が、プロコフィエフのピアノ協奏曲第1番とR.シュトラウスの「ブルレスケ」の2曲で共演します。プロコフィエフ作品では、力強いタッチで超絶技巧を披露し、「ブルレスケ」ではヴァイグレ&読響と共にドラマティックな音楽を生み出すでしょう。どうぞ、ご期待ください。 

チケット(S席7,700円、A席6,600円、B席5,500円)のお申し込みは、読響チケットセンター 電話 0570-00-4390(10時~18時) 読響チケットWEB へ。

なお、同公演を含む《大阪定期》3公演をセットにした、お得な年間会員券(3回連続券)も発売中です。
https://yomikyo.or.jp/2025/02/25215.php

第41回大阪定期演奏会

2025年6月16日〈月〉 フェスティバルホール(大阪)

指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ピアノ=反田恭平

プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調 作品25「古典」
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番 変ニ長調 作品10
R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 作品28

0428 - コピー.jpg明日4月29日(火・祝)15時から長野市芸術館にて「鈴木優人×村治佳織×読響」公演(主催:長野市文化芸術振興財団)を開催します。

【詳細】https://www.nagano-arts.or.jp/events/3862.html

2016年に開館した長野市芸術館のメインホール(約1200席)は、臨場感のある作りで優れた音響性能を持っています。読響は、2016年のグランドオープニング・コンサートをはじめ、21年、23年と過去3回演奏会に出演。毎回満員のお客様にお集まりいただき、ご好評いただきました。

今回、クラシック音楽界を切り拓く新時代の旗手・鈴木優人が、音楽史に革命をもたらしたベートーヴェンの傑作「英雄」を指揮します。躍動するリズムと鮮烈なサウンドを生み、会場を興奮へと誘うでしょう。前半には、日本を代表するギタリストの村治佳織が登場。ギター協奏曲の金字塔とされる名曲ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」で華麗なテクニックを披露し、異国情緒あふれる名旋律を軽やかに歌い上げるでしょう。

当日券も販売します。詳しくは、長野市芸術館チケットセンター TEL 026-219-3191(10:00-19:00)へ。

鈴木優人×村治佳織×読売日本交響楽団 長野市芸術館公演

2025年4月29日〈火・祝〉

会場=長野市芸術館 メインホール

指揮=鈴木優人
ギター=村治佳織

モーツァルト:歌劇「イドメネオ」序曲
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」

0422.jpg4月23日(水)深夜26時5分(24日の午前2時5分)からの日本テレビの番組「読売日本交響楽団 粗品と絶品クラシック」では、今年2月27日にサントリーホールで行われた《第679回名曲シリーズ》から、尾高忠明指揮、辻井伸行の独奏によるショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番などの模様を放映します。

国際的に活躍する人気ピアニストの辻井伸行がショスタコーヴィチの協奏曲第1番で超絶技巧を披露。音楽の中に没入し、全身全霊を傾けた辻井の演奏に、会場は大きな拍手に包まれました。

指揮は、読響の名誉客演指揮者で、日本を代表する名匠・尾高忠明。円熟味の増した指揮で、読響から引き締まった響きを引き出しました。また、読響首席トランペット奏者の辻本憲一による輝かしいサウンドにもご注目ください。

番組ナビゲーターは、人気お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品。クラシック音楽に造詣が深く、自ら作曲を手掛けるなど、芸人とアーティストの狭間で創造の領域を広げています。

日本テレビ「読響 粗品と絶品クラシック」ホームページ:https://www.ntv.co.jp/yomikyo-classic/

同放送は、BS日テレでも5月3日(土)午前7時から放送される予定です。また、TVerの配信でもご覧いただけます。

Cooke Sasha©Stephanie Girard (4) - コピー.png8月19日(火)《第685回名曲シリーズ》に出演を予定していたメゾ・ソプラノのジェニファー・ジョンストンは、本人の都合により出演できなくなりました。代わりに、メトロポリタン歌劇場などで活躍するメゾ・ソプラノのサーシャ・クックが出演します。

誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。なお、変更によるキャンセル・払い戻しはできません。

8月公演のチケット(1回券)は、5月10日(土)から一般発売/5月8日(木)から読響会員優先発売します。

■プロフィール
サーシャ・クック(メゾ・ソプラノ) Sasha Cooke, Mezzo Soprano
グラミー賞を2度受賞したアメリカのメゾ・ソプラノ歌手。メトロポリタン歌劇場、サンフランシスコ歌劇場、ヒューストン・グランド・オペラ、シアトル歌劇場、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、ベルギー王立モネ劇場、ボルドー国立歌劇場などで活躍している。ティルソン・トーマス、サロネン、ネルソンス、パッパーノ、アントニーニ、ヴァンスカ、ギルバート、マケラら名匠の指揮でニューヨーク・フィル、シカゴ響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ウィーン響、ロサンゼルス・フィルなど著名楽団と共演している。マーラー作品のソロも多く務め、高い評価を得ている。

SophiaHegewald_OksanaLyniv2024052275000-Bearbeitet.jpg4月21日(月)《第647回定期演奏会》では、欧州で注目を浴びるオクサーナ・リーニフがバルトークの組曲「中国の不思議な役人」など3曲を指揮します。東京・春・音楽祭「蝶々夫人」、16日の《名曲シリーズ》に続いて読響を指揮するリーニフに、21日公演のプログラムの聴きどころなどを伺いました。

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__4月10日と13日の東京・春・音楽祭《蝶々夫人》と16日の《名曲シリーズ》での共演を経て、読響に対する印象をお聞かせいただけますか?

読響はシンフォニーオーケストラでありながらオペラ作品で初共演することとなりましたが、「蝶々夫人」ではプッチーニの音楽が持つドラマ性や情緒の深み、オーケストレーションの色彩を鮮やかに表現しつつ、歌手陣をサポートする演奏ができたと手ごたえを感じています。「蝶々夫人」を指揮するにあたり、多くの資料を参照したりオペラに用いられた日本の音楽を聴いたりし、さらに物語の舞台となった長崎を訪れてその土地の雰囲気も体験しました。歴史的な背景をもつこの作品を今回日本のオーケストラと演奏できたことを大変意義深く思っています。

その後、16日の《名曲シリーズ》公演ではプッチーニとはまったく異なるベートーヴェンの交響曲第5番「運命」を演奏しましたが、オーケストラの皆さんはその様式の変化にもとても自然に適応していて非常に感心しました。並外れた正確さと集中力を要するベートーヴェンの作品でも、読響の皆さんの多才さやレベルの高さを目の当たりにし、幅広いレパートリーを誇るオーケストラだと感銘を受けています。

__21日のプログラムの聴きどころや特徴は?

21日の《定期演奏会》では、現代に深く関わる3人の大作曲家の作品をお届けします。2025年は、ショスタコーヴィチとバルトークという、音楽的な業績だけでなくそのヒューマニズムや道徳的な勇敢さにおいても20世紀を代表する偉大な2人の作曲家のアニバーサリーイヤーです。政治的抑圧や悲劇によって生み出された彼らの音楽は、今日でも非常に象徴的なものです。

感情豊かで表現力にあふれるとともに精密な音楽を作曲したバルトークは、私にとって特別な作曲家です。バルトークは悲痛なことにハンガリーからアメリカへ亡命することとなり、祖国との別離の苦しみは彼に深い影響を与えましたが、その音楽は力強く鮮明なままでした。「中国の不思議な役人」はオーケストラのためのヴィルトゥオーゾ的な作品で、R. シュトラウスの「サロメ」や「エレクトラ」、ストラヴィンスキーの「春の祭典」などにも見られる当時の精神を反映したグロテスクでどこか超現実的な物語に基づいています。当時のヨーロッパでは、エキゾチシズム、魅惑、そして未知なるものへの潜在的な恐怖が渦巻いていました。さまざまな大陸の文化的多様性に魅了された雰囲気はこの作品にも色濃く表れていますが、実は演奏が禁止されていた時期があったとも言われています。

ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番はスターリンによる弾圧の絶頂期に書かれ、この作品もまた、政治的な理由で作曲から初演までに7年もの時間がかかりました。共演するヤメン・サーディさんは、現在28歳という若さですでに輝かしいキャリアを築いている素晴らしいヴァイオリニストです。私が今年1月にザルツブルクの「モーツァルト週間」でウィーン・フィルを初めて指揮した際にコンサートマスターを務めていたのが彼でした。今回、ここ東京で再びご一緒できることに感激しています。

__ボーダナ・フロリャク「光あれ」はどのような作品でしょうか?

フロリャクさんはウクライナのリヴィウ出身の作曲家で、実は私が音楽アカデミーで師事していた教授の一人でもあります。彼女は現在、息子たちが最前線で兵役に就いていることもあり戦争の影響を強く受けた生活を送っていますが、フロリャクさん自身は輝きと希望に満ちた人間であり続け、「暗い時代であればあるほど、音楽には光が必要なのだ」と言葉にしています。そのような彼女が作曲した「光あれ」はBBCプロムスによって委嘱され、最近は世界各地で演奏されている作品です。先日長崎を訪れた際に目にした平和公園のモニュメントも、私がこの曲について新たな視点で考えるきっかけとなりました。今回、日本で「光あれ」を演奏する機会を作ってくれた読響に感謝しています。


__最後にお客様にメッセージを。

素晴らしいオーケストラとこのプログラムを演奏できることがとても楽しみです。特にバルトーク作品については、ぜひコンサートにいらっしゃる前にこの曲の解説を読んでいただきたいです。(解説はこちら→ https://yomikyo.or.jp/pdf/book/orchestra202504_01.pdf)バルトークが大胆かつ実験的な作曲家であり、20世紀で最も重要な音楽家のひとりであったことがお分かりいただけると思います。フロリャクの「光あれ」も、ショスタコーヴィチやバルトークと歴史的に通じる部分があり、きっとその類似性を感じていただけるはずです。皆様のご来場を心からお待ちしています!

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チケットは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時)及び 読響チケットWEBで発売中です。

当日券は、18時から販売します。また、学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)の整理券も18時から配布します。皆様のご来場をお待ちしております。

第647回定期演奏会

2025年4月21日〈月〉 サントリーホール

指揮=オクサーナ・リーニフ
ヴァイオリン=ヤメン・サーディ

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77
ボーダナ・フロリャク:光あれ
バルトーク:組曲「中国の不思議な役人」

0417.jpg7月31日(木)に開催される「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2025 読売日本交響楽団 華麗なるウィーン、黄金の響き」(主催:川崎市、ミューザ川崎シンフォニーホール)のチケット(セット券、1回券)は、4月17日(木)からWeb先行発売、4月24日(木)から一般発売します。

【公演詳細】https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=4420

首都圏のオーケストラなどが川崎に集結する毎年恒例の真夏の音楽祭。今年、読響を指揮するのは、ドイツのドルトムント歌劇場の音楽総監督代理兼第1指揮者を務めている小林資典。読響とは21年から共演を繰り返し、繊細な表現力とドラマティックな音楽作りで好評を博しています。

今年のサマーミューザでは、R.シュトラウスの歌劇「ばらの騎士」組曲をメインに、生誕200年を迎えたヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」序曲、ワルツ「南国のバラ」を取り上げます。読響から華麗なサウンドを引き出し、ウィーン独特の甘美なメロディを抜群のセンスで歌い上げ、彼の劇場で培った表現力が大いに発揮されることでしょう。

前半には、モーツァルト国際コンクールで優勝し、ザルツブルク音楽祭に出演するなど国際的に活躍する名手・菊池洋子が共演。彼女は現在、ウィーン国立音楽大学で教鞭をとっており、今回のモーツァルトの傑作・協奏曲第20番では更なる深みの増した演奏が繰り広げられるでしょう。どうぞ、ご期待ください。

チケット(S席6,000円、A席5,000円、B席4,000円)のお申し込みは、ミューザ川崎シンフォニーホール TEL 044-520-0200 または ミューザWebチケット へ。皆様のご来場をお待ちしております。

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2025 華麗なるウィーン、黄金の響き

2025年7月31日〈木〉 ミューザ川崎シンフォニーホール

指揮=小林資典
ピアノ=菊池洋子

ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲20番 ニ短調 K.466
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「南国のバラ」 作品388
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」組曲